ベトナムの由緒ある仏教寺院。その歴史と湖に浮かぶロケーションにより、崇敬されています。数千年前に立てられた建物を鑑賞し、美しく手入れされた庭園を歩いて、安らかな雰囲気に癒されてください。
1500 年の歴史をもつチャン コック パゴダは、ハノイでも特に古い寺院のひとつです。仏像や祭壇、高い仏塔、ベトナム美術、そして歴史ある石碑をご覧ください。
李王朝時代の 544 年から 548 年にかけて建設されたパゴダは、当初「カイ クオック (開国寺)」と呼ばれていました。細部まで丁寧につくられた建物は、仏教建築の様式にのっとった構造で、美しい外観を呈しています。Tiền Đường と呼ばれる 3 つの建物と香を焚くための建物もあります。「エ」の字の形をした、連結した部屋を通りぬけてください。1639年 に建てられた寺の歴史を記したの石碑と、黄金の涅槃仏をご覧ください。
庭園を通り抜けて菩提樹に行き、ハート型の葉を拾いましょう。この木は、1959 年にインドのラージェーンドラ プラサード首相より寄贈されました。ゴータマ・シッダッタ (釈迦) は、菩提樹の下で悟りを開いた伝えられていますが、その木から接木されたものとされています。このお寺には、世界中から観光客や参拝者が訪れます。
遠くからも見える高い仏塔は、1998 年に建てられたもので菩提樹と一列に並んでいます。仏塔の高さは 15 メートル (49 フィート)で、全部で 11 の階があります。各階にある 6 つの扉は、阿弥陀仏により護られています。頂上にある大きな蓮の花の彫刻もご覧ください。蓮の花は仏様を象徴するもので、菩提樹は至上の知を表しています。
内部にある博物館は、規模は小さいですが、見ごたえがあります。彫像や数百年、数千年も前のすばらしい骨董品が展示されています。本堂と仏塔のかなたの地平線が茜色に染まる、日没時の鎮国寺もまた格別の美しさです。
鎮国寺は、西湖に浮かぶ島にあり、土手道を通ってアクセスできます。毎日、拝観することができ、入場は無料です。ハノイの旅行会社で、見学ツアーを予約することができます。出かける際は、仏教寺院にふさわしい服装を心がけてください。