ポーツマス海軍基地は、海軍にとって重要な街であるポーツマスの象徴。イギリス国内の有名な船がいくつも停泊しています。中世に貿易港として栄えて以来、ポーツマスと海は切っても切れない関係にあります。本物の軍艦や博物館があるこの複合施設では、国王や提督の船を見学でき、ポーツマスやイギリスの海運史の豊かさを知ることができます。
このドッグヤードの中でも歴史上特に重要なのが、メアリーローズ号です。1510 年に造られましたが 1545 年に沈没し、1982 年に海底から引き上げられました。メアリーローズ博物館では、ヘンリー 8 世のお気に入りであったこの船の歴史について知ることができます。難破船から引き上げられた遺物を見たら、再建された軍艦の周りを歩いてみましょう。
HMS ヴィクトリー号では、ネルソン提督や部下達の足跡をたどることができます。美しく保存された旗艦に、ナポレオン戦争のときの乗組員や将官の生活が再現されています。また、このドックには、1860 年に建造された圧倒的威力を持った装甲艦ウォーリア号や、ガリポリの戦いで唯一生き残った船である HMS M.33 も停泊しています。HMS M.33 の内部にもぜひ足を踏み入れてみましょう。第一次世界大戦で活躍した船の中で一般公開されている唯一の船です。
ロイヤル ネイビー アット アクション ステーションズでは、壁を登ったり、レーザー銃をつかった撃ち合いをしたり、モーションシミュレーターでイギリス海軍の様子を体験できます。ヒストリック ボート ワークショップと王立海軍国立博物館では、船や乗組員の様子、造船について学ぶことができます。
ポーツマス海軍基地は、電車かバスでポーツマス ハーバー駅で下車し、北方向に歩いてすぐです。お車の場合は、敷地内パーキングを無料で利用できます。お好きなアトラクションのチケットを個別に購入することもできますが、すべてのアトラクションを楽しめるお得なチケットをオンラインで買うこともできます。史実をたっぷり学べるこの素晴らしい施設で、一日中楽しみましょう。