19 世紀以来、この大ホールはリバプールの中心部に立っています。その見事な新古典主義の建物は、この種のものとしてはイギリスで最も素晴らしい例の 1 つとされており、豪華な内装を見るために世界中から観光客が訪れます。セントジョージ ホールは、1854 年の開館以来、リバプールの裁判所として使用されていて、開館の 2 年後には小さなコンサート ホールとしても使われるようになりました。現在では、さまざまなコンサートやパフォーマンスが行われる人気の場所となっています。ヘリテージ センターでは、建物の興味深い歴史が紹介されており、また、裁判官室、コンサート ホール、監房などを巡るガイドツアーも行われています。
セントジョージ ホールを訪れた際には時間を取って、見事なモザイクの床をご覧ください。この床は、1 年の大半は保護のために木のカバーで覆われていますが、毎年夏になると、床の 3万枚のミントン タイルが公開され、その色鮮やかなデザインを見ることができます。このタイルが初めて一般公開されたときには、10 万人を超える人びとがこれを見に訪れました。そして、今でもリバプールの主要な年中行事の 1 つとなっています。このホールでは、定期演奏会などのイベントが、1 年を通して数多く開催されています。ワールド ツアーのコンサートを見たり、ホールのギャラリーで世界的な展示会を見学したりしてみてはいかがですか。
ヘリテージ センターでは、ホールの知られざる話を知ることができます。ホール内にあるこの施設へは、最初に立ち寄ることをおすすめします。ここには紹介展示があり、セントジョージ ホールの過去の写真やビデオ映像のほか、歴史的な品々をご覧いただけます。ホール内を巡るガイドツアーに参加して、巨大なアーチ型の天井を見てみましょう。長さ 52 m (169 フィート) のホールを進んでいくと、コンサート オルガンがあります。7,000 本ものパイプを備えたこのオルガンは、イギリスで最大級のものです。
セントジョージ ホールは、リバプール中心部のライム ストリートに位置しています。市街地からは徒歩で行くことができます。また、近くには地下鉄の駅もあります。ホール周辺の通りにある駐車場は、わずかな料金でご利用いただけます。セントジョージ ホールは年中無休で、少額の入場料がかかります。