国立図書館 ツアーとアクティビティ

スペイン国立図書館 (ビブリオテカ ナシオナル デ エスパーニャ) は、ヨーロッパ有数の良質な図書館。1712 年にフェリペ 5 世王の書斎として宮殿内に設置されたのが始まりで、1892 年に改名されました。書籍、地図、手稿、音楽、公文書などがうなるほど詰まっており、2,500 万点を超えるコレクションのほとんどは、最も古く貴重な資料で構成されています。随時特別展を催すほか、国立図書博物館 (ムセオ デル リーブロ) も併設されています。 すばらしいスペインの作家たちの彫像や繊細な錬鉄製のゲートに迎えられて壮大な建物内に歩を進めると、内部にもたくさんの彫塑や絵画が至るところに配置されており、どのホールの書棚にも、ありとあらゆる時代、ありとあらゆる分野の蔵書がぎっしりと並んでいます。落ち着いて蔵書を閲覧する予定はない人でも、この図書館の優れた建築と膨大なコレクションが相まった光景は、一見の価値あり。辞書、目録、事典を収めた一般閲覧室 (サラ ヘネラル) や新聞、ジャーナルなどの定期刊行物を収めた新聞・雑誌閲覧室 (サラ デ プレンサ イ レヴィスタス)、音楽やオーディオ ビジュアル作品を収めたバルビエリの部屋 (サラ バルビエリ)、彫版、図画、ポスター、写真を収めたゴヤの部屋 (サラ ゴヤ) など、多種多様な魅惑の所蔵品を自由に閲覧できますが、 セルバンテスの部屋 (サラ セルバンテス) に収められたアンティークの閲覧には研究者パスが必要です。17 世紀に印刷された『ドン・キホーテ』が 24 版以上もあるほか、遠く中世にまでさかのぼる古文書、古い手稿、戯作などを見ることができます。スペイン国立図書館はコロン広場 (プラサ デ コロン) のすぐ近くにあり、コロン地下鉄駅からさっと行くことができます。休館日は日曜日と国民の休日です。入館無料。ガイド ツアーが編成される場合もあります。