オックスフォードの中心と言われるカーファックス塔。狭い螺旋階段を上れば、そこにはきれいな街の景色が広がります。
12 世紀にオックスフォードの中心地に建てられた教会。その建物の内、現在唯一残るのが高さ 23 m のカーファックス塔です。99 段の階段を上って行きましょう。てっぺんからは街全体が見渡せます。
階段は金属製の螺旋階段で、緑色をしています。上まで登ったら、街のランドマークや大学の建物を探してみましょう。記念写真を撮るのもおすすめ。見渡すと気づくかもしれませんが、街の中心部の建物の高さはほとんど同じ。これは、カーファックス塔よりも高い構造物をこの地域に建てることが、法律で禁止されているからです。
景色を堪能したら、下へ下りましょう。途中には一休みできる踊り場も。地上から塔を見ると、古めかしい時計とアーチ型の入口が印象的。この時計は、教会の建設当時にあったもののレプリカです。クォーターボーイと呼ばれる機械仕掛けの人形が、15 分ごとにハンマーでベルを打ち鳴らします。
この塔の正式名はセント マーティン塔。カーファックスは、フランス語やラテン語由来の言葉で “十字路” を意味します。この塔が街の中心にあることから、そう呼ばれるようになりました。
塔は、毎日、朝から夕方まで入場することができます。冬は夏より閉まる時間が少し早くなります。入場は有料。子供には割引料金が適用されます。
カーファックス塔がある場所はオックスフォードの街の真ん中。オックスフォード大学のセント ピーターズ カレッジからも、ジーザス カレッジからも、歩いてすぐです。近くには、北門の聖ミカエル教会やオックスフォード博物館、セント オールデート教会などの見どころも。バスで市の中心部まで来れば、塔は目の前にあります。