関西を代表する、コスモポリタンでおしゃれなこの街がほんの 20 年前、1995 年に空前の大震災で壊滅的な被害を受け、廃墟と化したことは記憶に遠くありません。その廃墟から、まるで不死鳥のように、更に魅力的に復活を遂げた新しい神戸を、心ゆくまで満喫してください。
江戸時代、約 200 年もの長きに渡って続いた日本の鎖国政策。神戸は、開国後の日本が海外に対して一番最初にその門戸を開いた港の 1 つでもあります。日本で最も忙しい貿易港の 1 つである神戸港は、別名ベイ エリアと呼ばれ、ショッピングや観光スポットが多い繁華街として人気。神戸ハーバーランドのデパートでショッピングしたり、巨大なモザイク観覧車から神戸の景色を360度楽しんだり、ベイエリアをクルージングしてみたり、楽しみ方はいろいろです。
神戸港のメリケン パークには、大震災で破壊されたメリケン波止場の一部があえて復旧されないまま残されており、震災被害者を悼む記念碑を見ることができます。 神戸港の歴史に興味があるなら、神戸海洋博物館がオススメ。神戸ポート タワーの最上階にある展望台からは、 神戸市全体を一望に眺めることができます。高さ 108m (335 フィート) を誇る神戸ポートタワーは、世界初と言われるパイプ構造を持ち、夜ともなれば数千個もの LED が色鮮やかに神戸の夜景を彩ります。タワーの最上階からは、神戸が誇る六甲山の勇姿もお楽しみいただけます。世継山にある植物園と温泉へのアクセスには、神戸布引ロープウェイの利用がオススメです。
20 世紀初頭、海外に門戸を開いたばかりの神戸港に入ってきた外国人商人たちが建てた家々が、神戸北野地区にある異人館街の始まりとされています。かつては商人たちの私邸であったこれら洋館の数々は、現代では異人館と呼ばれ、公共の博物館として公開されています。例えば、英国館に一歩足を踏み入れると、そこはまるで格式高いロンドンのバーカウンターそのもの。更に奥には、シャーロック ホームズの部屋が、まるで本当のロンドンにあるかのように忠実に再現されています。一方、フランス館を訪れると、美しいフランス絵画や高級感溢れるアンティーク家具の数々を見ることができます。
この他にも、神戸では、神戸ファッション ウィーク (年 2 回開催)や神戸ジャズ ストリート (毎年 10 月開催) など、数多くの文化イベントが一年を通して開催されています。神戸に来たら、やはり神戸牛 ! 神戸牛を一口食べずに神戸を去る手はありません。見た目にも色鮮やかで美しい、地元神戸で育てられた最上級の霜降り肉を是非ご堪能ください。数多くのレストランや、安くて美味しい屋台、土産物屋などで溢れている神戸の中華街、南京町も、いつも観光客でいっぱいです。
神戸市内の移動は、徒歩および公共交通機関のほかに、レンタカーなど各種揃っています。神戸の気候は、夏は湿度気温共に高く、冬は底冷えがします。国際色豊かな歴史と観光の都、神戸を心ゆくまでご満喫ください。