アメリカ最高峰の 1 つとの呼び声高いアメリカ先住民族の美術コレクションを擁するハード美術館。コロンブス以前の時代から現代まで、質の高い美術工芸品が集まり、高い評価を受けています。展示品、アーティストによる実演、教育プログラム、フェスティバルを通して、アメリカ先住民族の暮らしについても学ぶことができます。
ハード美術館が生まれたのは 1929 年。先駆的開拓者、ドワイト・ハード夫妻が、スパニッシュ コロニアル様式の建物内に美術館を設け、個人所蔵品の中からアメリカ先住民族の美術品を選んで展示したのが始まり。ドワイトは完成前に亡くなりましたが、妻のマイエは美術館の館長、学芸員、講演者を 20 年以上にわたって務め続けました。現在、美術館は 2 カ所に分かれていて、1 つは、セントラル フェニックス、もう 1 つはノース スコッツデールにあります。
ぜひ両方に訪れて、この国の先住民の物語に耳を傾け、歴史をたどり、芸術作品について学んでください。12 ギャラリーに絵画、彫刻、彫像、ホピ族のカチナ (精霊) の人形など、興味深い作品が 4 万点以上。午後にはハイライトのすべてを案内してくれる無料ガイド ツアーが行われるので、ぜひご参加ください。目玉は「ホーム: ネイティブ ピープル イン ザ サウスウェスト」 (南西部の先住民族) 展。ビデオや芸術品が展示され、文化的産物や美術工芸品作りの技術などが紹介されています。この地域の主要部族の先住民が、芸術、暮らし、大地とのつながりについて語る声に、じっくりと耳を傾けましょう。
一部のギャラリーでは、家族そろって楽しめるアクティビティーも用意されています。自分の手で先住民族アートを創作したり、ビーズ織りに挑戦したり、アパッチ族のカゴやヤキ族のペーパー フラワーを作ったり。どれも貴重な体験です。講演会や工芸品が買えるマーケットなどのイベントもお見逃しなく。特に注目なのは、年に 1 度のワールド チャンピオンシップ フープ ダンス コンテスト。北米中からアメリカ先住民族が集まります。
セントラル フェニックスのハード美術館は、イースター、7 月 4 日、クリスマス以外、毎日営業。美術館の敷地内に無料の駐車場があります。ノース セントラル アベニュー沿いの入り口に止まるライト レールも利用できます。ノース スコッツデールの美術館にも無料の駐車場があります。アメリカン インディアン アート ショップ、カフェ、彫刻と自生植物の庭園もあります。
