ブライトンは、豊かな歴史遺産と海辺のゆったりとした雰囲気をあわせもつ、イギリス海峡に隣接する街です。ウォーターフロント近辺で時間を過ごし、家族で楽しめるピアで日光浴をしてみてはいかがですか。迷路のように入り組んだ地区に足を踏み入れると、王室ゆかりのランドマークや、職人の技がさえる工芸品、興味深いストリート アートなどが目に入ってきます。
ブライトンの歴史は、この居住区が「ブライテルムストン」と呼ばれていた 1086 年より前にさかのぼります。1783 年に、ジョージ 4 世が心地よい海岸沿いの保養地としてその魅力を見出してからは、ロンドンからの日帰り客が大挙して押し寄せるようになりました。2000 年には隣接するホブを統合して一つの市となり、現在は 25 万人の住民を抱えています。
まず、ブライトン ホイールに乗ってみましょう。このアイコン的なビーチサイドの観覧車からは、ブライトンの主要スポットを見渡せます。どこに何が見えるかはボードに解説してありますので、見比べて探してみましょう。
地上に戻ったら、圧巻のロイヤル パビリオンへ。この建物はジョージ 4 世がかつて居住した離宮で、インドと東洋のスタイルを見事に融合させているのが特徴的です。ブライトン ミュージアム & アート ギャラリーには、さまざまな時代を代表するブライトンの芸術、ファッション、家具などが展示されており、地元の歴史を学ぶことができます。
歴史に触れたあとは、曲がりくねった路地が交錯するザ レーンズで、隠れ家的なジュエリー ショップやファッション ブティックを探してみましょう。ボヘミア的な雰囲気のノース レインでコーヒーをすすりながらストリートパフォーマンスのドラムのリズムに耳を傾けたり、ホブ側の通りに見られる優雅なリージェント様式の建物を見に行ったりするのもおすすめです。
LGBT のコミュニティ地区ケンプ タウンは、デリやアンティークストアで有名です。ここで上質の食べ物や家具に親しみ、その独特な雰囲気を味わってみましょう。その後は、ブライトン ドームで音楽やダンス、演劇などを鑑賞してみてはいかがでしょうか。
夏はブライトンのビーチフロントを目指しましょう。太陽の光がさんさんと降り注ぐ中、大勢の人々が海水浴やサーフィンを楽しみます。涼しい午後には、周囲の田園地帯にゆったりと散策に出かけてもよいでしょう。冒険心の旺盛な人には、サイクリングや、スカイダイビングの体験をおすすめします。
ロンドンから南に向かって車で 1 時間、ガトウィック国際空港からは 48 km (30 マイル) のブライトン。街の中は、バスか貸し自転車で回るとよいでしょう。
日暮れにはブライトン ピアに向かい、フィッシュ アンド チップスをオーダーしてみてください。デッキチェアでリラックスしながら、あるいは、カラフルな浜辺の小屋が立ち並ぶプロムナード沿いにスポットを見つけて、輝きを放つ海沿いの街を眺めながらお食事をお楽しみください。