アメリカ合衆国議会議事堂は、この国で最も重要な場所のひとつ。国家の基礎となる数々の法案が議決されてきました。キャピトル ヒルにそびえる新古典主義様式の堂々とした議事堂は 18 世紀に建てられ、南側が下院の棟、北側が上院の棟になっています。
この議事堂では、無料のガイド付きツアーが毎日開催されています。ぜひ参加してみましょう。ビジター センターのツアーは下の階にある展示スペースから始まります。まずは、約 13 分間のビデオを観ながら、アメリカ合衆国議会議事堂の歴史や市民の生活における連邦議会の役割について学びます。ビジター センターには、ドーム型の屋根にある銅像の原型となった自由の像の石膏模型や、建物の礎石を据える式典でジョージ ワシントンが使用した小槌も展示されています。
議事堂は、ロタンダと呼ばれる円形の広間を中心に北側が上院、南側が下院になっています。上部に巨大なドームがあるこのロタンダは、直径 29 m、ドーム下の高さは約 55 m にもなります。その大きさもさることながら、展示されている数々の彫刻や絵画も見逃せないものばかりです。
国立彫像ホールが所蔵するさまざまな彫像も見どころ。ビジター センターのさまざまな場所に展示されています。このホールには、活動家であり著作家でもあったヘレン ケラーや、公民権運動家のローザ パークスなど、著名人の彫像もあります。
連邦議会の会期中に訪れてみるのもおすすめ。ギャラリーから実際の議会の様子を見学できます。ガイド付きツアーとは別になるため、ギャラリー見学用の入場券が必要になります。米国の居住者は、居住地がある州で選出された上院議員または下院議員の事務所にお問い合わせください。米国外から訪問する場合は、ビジター センターにある下院または上院のアポイントメント デスクにお問い合わせください。
ガイド付きツアーは事前予約が必要です。詳細については、アメリカ合衆国議会議事堂の公式ウェブサイトをご覧ください。当日券も購入できますが、数に限りがあります。ビジター センターは、日曜日、感謝祭、クリスマス、元旦、大統領就任式の日を除いて毎日開館しています。ビジター センター内の見学はチケット不要です。
アメリカ合衆国議会議事堂はナショナル モールの東端にあります。近くのメトロ駅を利用するか、車の場合はモール沿いの路上駐車またはユニオン ストリート駅の駐車場を利用します (有料)。