サンタ バーバラ郡庁舎は、太陽の輝くサンタ バーバラの街の発展を 160 年近くに渡って見守ってきた古い建物。さまざまな絵画や壁画、見ごたえのある建築様式を鑑賞できるだけでなく、街を見渡すパノラマ ビューも楽しめます。
この郡庁舎が最初に建設されたのは 1872 年のこと。現在の建物は、1925 年の地震の後に再建されたものです。再建後の外観にはスパニッシュ コロニアル リバイバル様式が採り入れられています。白亜の壁が美しく、夏の暑さをしのぐ機能性もあります。
外観をさまざまな方向から見て、建物の美しさを堪能しましょう。堂々としたファサードに囲まれた時計塔が印象的。外側からじっくり鑑賞した後は、重々しい扉を通って建物の中へ。それぞれの部屋の独特なスタイルを見て回りましょう。天井にはダッチ メタルと呼ばれる金箔の一種を用いて手の込んだ細かい装飾が施されています。また、中央階段のタイル使いにも目を見張るばかりです。
クルミ材の椅子やオーク材のテーブルには木の香りとぬくもりが感じられます。それぞれ、細部まで作りこまれた逸品です。廊下や会議室などでは、サンタ バーバラ有数の美術品コレクションを見ることができます。19 世紀の西部開拓時代に活躍した画家、アレン ギルバート クラムの作品などを鑑賞しましょう。
サンタ バーバラ郡庁舎の目玉の 1 つは、壁画の間。壁全体に描かれた圧巻の絵画が、鉄製のシャンデリアに照らされて雰囲気たっぷり。豪華な革張りのベンチに座って、この部屋の壮麗さにしばし浸りましょう。この部屋は、現在も委員会の会議に使用されています。
部屋を見て回った後は、時計塔に登ってみましょう。海沿いに広がる明るい街並みを一望することができます。建物から出たら、中庭や一段低いところに作られた庭園へ。気持ちの良いひとときが過ごせるでしょう。
無料のガイド ツアーに参加すれば、郡庁舎の役割や歴史を詳しく知ることができます。ツアーは毎日午後に開催。壁画の間から出発します。
サンタ バーバラ郡庁舎は、サンタ バーバラの市街地にあります。近くにはグラナダ劇場などの歴史ある観光名所も。郡庁舎は無料で入館できますが、寄付を受け付けています。