国立鉄道博物館は、この 2 世紀以上にわたるイギリスの鉄道史を知ることができる場所。鉄道ができたことで、社会がどう変わり、どう発展してきたかについて教えてくれます。100 両ほどある鉄道車両の展示は圧巻。馬車用軌道を走った列車から、蒸気機関車、王室専用客車まで、さまざまな車両が展示されています。
博物館の大ホールでは、さまざまな色をした車両が堂々と並んでいます。注目は、青い色のマラード号。1938 年に蒸気機関車の最速記録を打ち立てた蒸気機関車です。現在もその記録は破られていません。えび茶色の車体に黄色のラインが入っているのはダッチェス オブ ハミルトン。1930 年代に造られた車両の動輪を見てみましょう。実際に機関車に使われた動輪として最大のものです。
豪華車両のトパーズに乗り込めば、20 世紀初頭に旅をした上流階級の気分が味わえます。実際に乗ることができる車両は他にも。日本の 0 系新幹線の座席に腰を下ろせば、なんだか懐かしい気分になれるかも。車内で新幹線を紹介するショート フィルムが流されています。
エンジニアが古い鉄道車両を修理したり、修復したりしている作業場をのぞくこともできます。週末にはアクティビティに参加できます。子供はこういったイベントが大好き。科学ショーを見たり、ヨークの鉄道史についての話を聞いたりできます。子供の遊び場ではミニチュア トレインにも乗車できます。
サーチ エンジンと呼ばれる大きな図書室にも行ってみましょう。2 万冊を超える鉄道関連の書籍を収蔵しています。写真で昔の機関車の姿を確認しましょう。
ビクトリア朝時代の車両を模した食堂車でランチをいただけます。黄色のコンテナに入ったちょっと面白いショップで、アイス クリームを買っても。
博物館への入場は無料。ただし、一部のアトラクションは有料です。博物館はクリスマスを除いて年中営業。ただし、冬季は営業時間が短縮されます。
国立鉄道博物館は街の中心部にあるヨーク駅の近く。駅の周りには、セント メリーズ修道院やヨーク アート ギャラリー、クリフォーズ タワーなどの見どころもあります。