1989 年のオープン以来、国立自動車博物館は、リノの A 級観光名所という定位置に「駐車」し続けています。第一回グレート レースでのみ優勝したトーマス フライヤーや 1960 年代の人気テレビ番組バットマンに登場するバットモービルなど、自動車の歴史を物語る名車が 220 台以上集められています。
展示されている自動車の大部分は、カジノ王であり熱心な自動車コレクターでもあったビル・ハラーによって集められたものであるため、この博物館は「ハラー コレクション」とも呼ばれています。ハラーは 1978 年に他界しましたが、その後もコレクションは増え続けました。
まずは、毎正時に『ビル・ハラー ストーリー』や『マジック キャリッジ (魔法の馬車)』などのおよそ 25 分間の映画を上映する劇場に向かいましょう。
館内のコレクションは年代ごとに分けられた 4 つのギャラリーに整理されており、自動車が誕生してから今日までをたどることができます。石畳が敷かれた「1930 年代通り」など、その時代を彷彿とさせる通りを歩きながら自動車を観賞しましょう。何十年も昔の雰囲気を作りだすために展示された写真やコレクション、その時代の衣装を見ていると、あっという間に数時間が過ぎてしまいます。「ドレス アップ」エリアでは、年代物のコートと帽子を身にまとって、クラシック カーの運転席に座り、記念写真を撮ることができます。お土産にいかがですか ?
著名人と自動車は切り離して考えることはできません。ここでは、銀幕のスターの愛用車も見ることができます。ジェームズ・ディーンが映画『理由なき反抗』で乗っていた流線形が美しいマーキュリー クーペが展示されているので、探してみましょう。エルビス・プレスリーの 1973 年式カスタム キャデラックや、ジョン・ウェインの 1953 年式コルベットを自分が運転している様子を想像するだけでもわくわくします。
この博物館は、美しい自動車をただコレクションするだけの施設に留まらないことを誇りにしています。そのことを示す「チェンジング エキシビット ギャラリー」には、忘れずに足を運びましょう。ここではビル・ハレーの人生と彼の生きた時代を称えており、彼の自動車に対する情熱はもちろん、めまぐるしく波乱に満ちた人生について考察しています。これまでに他にも、自動車にまつわる絵画や記念品の展示会などが催されました。
国立自動車博物館は、リノの市街地を流れるトラッキー川のほとりに位置します。敷地内には無料の駐車場があり、公共の交通機関も止まります。博物館はクリスマスと感謝祭をのぞいて毎日開館しています。