マデイラ島でもっとも古い博物館には、マデイラ諸島の動植物に関する 4 万点を超える収蔵品が展示されています。
自然史博物館には、マデイラ島固有の哺乳類、魚類、鳥類、昆虫類などに関する膨大な収蔵品が保存されています。水槽にはたくさんの魚が泳ぎ、動物のはく製も数多く展示されています。コンパクトな博物館は、雨の日の午後などに家族で出かけるのにおすすめのスポットです。
博物館の建物は、18 世紀にカルヴァルハル伯の邸宅として使用されていたもの。バロック様式の建物は、マデイラ島を代表する重要な18 世紀建築物のひとつと言われています。1930 年代に野生生物研究家のアドルフォ セザール デ ノローニャが博物館に改装。マデイラ島に生息する多様な生物を保存し、生態系を保護することの重要性を広く伝えるために開館しました。
1 階は水族館。マデイラ沿岸に生息する代表的な海藻、サンゴ、魚類を見ることができます。
ポルト サント島で発見された海洋性化石も収蔵されています。サンゴの化石は特に珍しいもの。火山岩やマデイラ諸島周辺の岩石、鉱物も展示されています。
2 階には、魚や鳥をはじめ、この地方固有の野生生物のはく製が展示されています。ラベルの解説はほとんどがポルトガル語ですが、生き生きとした展示は見応え十分です。アオウミガメ、ウツボ、アシカ、珍しいフグなど、興味深い生物がいっぱい。巨大なサメのはく製は必見です。
自然史博物館はモウラリア通り、サン ペドロ教会の隣にあります。開館日は火曜から日曜。祝日は閉館です。バスで行くこともできますが、フンシャルの中心地からも近く、歩いて行くのもおすすめです。