人類 6000 年の歴史と文化に興味をお持ちの方は、世界遺産の 1 つ、博物館島 (ムゼウムスインゼル) へどうぞ。

ムゼウムスインゼル ( 博物館島 )は、ベルリンの中心部、シュプレー川の中洲に位置しています。この島の名は、島の北部に世界トップクラスの博物館および美術館が 5 館集まっていることから名付けられました。 5 つある博物館は全て、1824 年から 1930 年の間に建てられており、それぞれが収蔵しているコレクションを反映するようなデザインで設計されています。これら博物館の建物自身も、近代博物館の発展の軌跡を物語る遺物として重要な意味を持っています。一番わかりやすい博物館島の巡り方として、ここでは最も旧い博物館から順番に巡る、という観光方法をオススメします。まずは、1820 年代に建てられた、砂岩製の新古典派主義建築である、旧博物館へ行きましょう。こちらには、プロイセン王家のプライベートコレクションが展示されています。18 本ある古典的なギリシャ風円柱の中に足を踏み入れ、古代ギリシャおよび古代ローマの素晴らしい芸術品をお楽しみください。旧博物館の後は、新博物館へ。こちらには、古代エジプトの遺物および芸術品が展示されています。その数ある遺物、家具、そして彫刻の中でも、この博物館を世界的に有名にしたのが、紀元前 14 世紀古代エジプトの女王、ネフェルティティの胸像です。旧国立美術館には、見事な新古典主義、ロマン主義、そして初期近代主義の絵画や彫刻のコレクションが展示されています。またこの他にも、フランスの印象派、クロードモネの作品も見ることができます。ボーデ美術館もまた、新古典主義の建築物の傑作です。内部には、ビザンティン芸術の他、ドナテッロなどルネッサンス時代の彫刻作品のコレクションが展示されています。最後の 1 つが、1930 年に建築された、ペルガモン博物館です。ドイツで最も有名な博物館であるペルガモン博物館には、中近東からのイスラム芸術や古代ヘレニズムの建築および彫刻作品が展示されています。伝説的なバビロニアの「イシュタール門」や「ミレトスの市場門」を巡ったら、階段を登って、是非とも世界的に有名なヘレニズム彫刻の代表作、「ペルガモンの大祭壇」をご覧ください。この他にも、ムゼウムスインゼルの中心部と南部では、ベルリン大聖堂やマーズトールなど、数多くの素晴らしい建造物を見ることができます。ムゼウムスインゼル ( 博物館島 )、トラムやバス、U バーンおよび S バーンで簡単にアクセス可能です。