ティーアガルテンとは、本来ドイツ語で「(小型の)動物園」のことを指します。これは、かつてはこの広大な公園がプロイセン王家専用の狩猟場であったことに由来しています。現代のティーアガルテンには、狩りの対象になるような野生動物は住んでいませんが、200 ヘクタール (500 エーカー) もの広大な敷地内には、美しく手入れされた庭園や芝部の他に、自然のままの森がまだ残されています。そのあまりに広大かつ巨大な規模ゆえに、ティーアガルテンの名前は、ベルリン中心部郊外にまで使われているほどです。長い並木道は、ゆったりとした散策やサイクリング、あるいはベロタクシーを楽しむのにぴったり。公園の各所に置かれた様々なモニュメントや像をチェックするのもお忘れなく。歴史に興味がある方は、ソビエト戦争記念碑を訪れてみてください。大理石製の円柱から成るこの巨大な建造物は、1945 年に、ベルリンの戦いで戦士したソビエト軍の兵士を弔うために建築されました。音楽が好きな方なら、ドイツを代表する最も著名な作曲家、リヒャルト ワグナーの像を訪れてみるとよいでしょう。 公園の中心に高くそびえ立つのは、全長 70 メートル (230 フィート) の戦勝記念塔です。元々は、17 世紀に国会議事堂前に建てられたこの塔は、ナチスのヒットラーによって現在の場所に移動され、その結果として第二次世界大戦終了時に空爆による破壊から免れました。285 段の階段を登って展望台に辿りつくと、何ものにも遮られないまっさらなベルリン市街の眺めを見ることができます。北に目を向ければベルビュー宮殿、南には大使館地区とベルリン動物園、東にはブランデンブルク門、そして西にはシャルロッテブルク宮殿の姿が見えます。暖かい季節が訪れる頃には、待ってましたとばかりに、公園の木々の下で日光浴をしながらピクニックを楽しむ家族連れやグループの姿を見ることができます。一方、真冬の公園はひっそり静まりかえって、より美しい、厳粛な雰囲気が漂うようになります。氷が張った小さな池でアイススケートを楽しむことも可能ですが、試してみる前に看板を確認するのをお忘れなく。お腹が空いたら、公園の中央にあるカフェ アム ノイエン ゼーでコーヒーやケーキをお楽しみください。ビアガーデンでビールも良いでしょう。ティーアガルテンは、ベルリンの市内から歩いてすぐの距離にあり、周辺には S バーンおよび B バーンの鉄道駅がいくつもあります。最も最寄りの駅は、西門近くにあるベルリン ティーアガルテン駅です。
ティーアガルテン
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