ベーブ ルースを称えるために設立されたベーブ ルース バースプレイス アンド ミュージアム。この博物館では、米国のスポーツ史に欠かせないこの偉大な野球選手について多くを知ることができます。
ルーシアン レコードと題された展示では、ベーブ ルースが野球史上最も偉大なプレイヤーと呼ばれる理由がわかります。学生時代からレッド ソックスとヤンキースの強打者として活躍した 22 シーズンにまつわる写真やユニフォームなど、さまざまな展示品が並んでいます。上の階には「ヒストリック ハウス」という展示。1895 年に “バンビーノ (ベーブ ルースの愛称)” が生まれたベッドが展示されています。また、「ベーブ バッテッド ヒア」のコーナーには、彼が子供時代に使っていたキャッチャー ミットも。およそ 100 年前の 1914 年に作られたルーキー カードも一見の価値があります。
ベーブ ルース、本名ジョージ ハーマン ルース ジュニアは、ホームラン記録を打ち立て、さらに自らその記録を破ることでスーパースターになりました。ミュージアムは彼の未亡人、クレアによって設立されたもの。「ベーブ : 夫、父、友」の展示では、彼の私生活についても知ることができます。また、「プレイング ザ ベーブ」のコーナーでは、ジョン グッドマンなどの俳優が演じたベーブ ルースのキャリアや私生活のシーンを見ることができます。
ベーブ ルースの生涯本塁打数はなんと 714 本。1 シーズン当たり 60 本のホームランを打ったことになります。彼の一生についての展示を見たあとは、500 本本塁打クラブの展示へ。通算 500 本以上の本塁打を打った 25 名の選手を紹介しています。
試合の最初にいつも歌われるアメリカ国歌。「国歌とスポーツ」の展示を見てみましょう。さまざまなスポーツの試合で行われたバンドやアーティストによる国歌斉唱を美しいデジタル映像で上映しています。この展示は、米英戦争 200 周年を記念して 2014 年に設立されたものです。
ミュージアムは、夏の間は毎日開館していますが、10 月~ 3 月は月曜日が休館日になります。また、一部の祝日も閉館になるので事前に確認しましょう。また、ボルチモア オリオールズのホーム ゲームが開催される日は、開館時間が延長されます。高齢者と 16 歳未満は割引料金が適用されます。
ベーブ ルース バースプレイス アンド ミュージアムは、ボルチモアの野球場、カムデン ヤーズ近くに位置します。ライト レールか MARC トレインの利用が便利。野球場近くには駐車場もあるので車で行くことも可能です。野球場に到着したらミュージアムを見つけるのは簡単。野球場から歩道に描かれた 60 個の野球ボールを追って行けば、ミュージアムにたどり着きます。