シェーネベルクは、ベルリン西部の中心的な地区。名だたる著名人が何人もこの地に暮らしてきました。クロイツベルク地区のバーやナイトクラブとは違った雰囲気のシェーネベルク。長い時間をかけてできたクールな雰囲気が魅力です。また、シェーネベルクはベルリンにおけるゲイ コミュニティの中心地。寛容で偏見のないエリアです。居心地の良さに加えて、ベルリン有数の美しい通りがあることも魅力の 1 つ。公園や広場、教会をぶらぶらしたり、ヨーロッパ最大級のデパート、カウフハウス デス ヴェステンスで買い物を楽しんだりと、あっという間に時間が過ぎてしまいそう。
クリストファー イシャウッドの小説、「さらばベルリン」に描かれたことでその名を不動のものとしたシェーネベルク。小説に描かれているように、1920 年代には華麗なキャバレーと退廃的な雰囲気で知られていました。パーティー文化が盛んな地区はもっと東に移動してしまいましたが、1920 年代のベルリンの退廃的な魅力は今もシェーネベルクに残っています。通りを歩けば当時の名残を見ることができるでしょう。
巨大なカウフハウス デス ヴェステンスは、ヨーロッパを代表する百貨店。地元の人々にはカーデーヴェーの名で知られています。カーデーヴェーには、世界中の高級ブランドが集まっています。最上階とその下の階は食に関するフロア。6 階は食品フロアです。パリのクロワッサン、オーストリアのリースリング ワイン、大西洋のサーモンなどを試食しながら買い物を楽しみましょう。最上階の 7 階はウィンター ガーデンという名のレストラン。眼下のヴィッテンベルク広場を眺めながらの食事が楽しめます。
ジョン F ケネディ広場に立つシェーネベルク区庁舎にも行ってみましょう。週末には区庁舎前で蚤の市が開催されます。広場の名前は、1963 年に当時のアメリカ合衆国大統領ジョン F ケネディが、この地で "イッヒ ビン アイン ベルリーナー" ("私はベルリン市民である") とドイツ語で演説をしたことにちなんでいます。ここで行われる蚤の市は、お手頃な価格と、本や額入りの絵画が数多く出店されることで知られています。
1970 年代後半にデヴィッド ボウイとイギー ポップが共に住んでいたアパートにも行ってみましょう。シェーネベルクには他にも、アルバート アインシュタインや俳優のクラウス キンスキーなどの有名人が住んでいました。
シェーネベルクへのアクセスは、列車またはバスで。ノレンドルフ広場周辺のホテルに宿泊すれば、主な名所にも徒歩で行くことができます。