ウィンザー城の敷地にある聖ジョージ礼拝堂はゴシック様式の素晴らしい特徴を備え、宗教的にも至宝の場所です。ヘンリー 8 世やチャールズ 1 世を始め歴代王室の墓があり、エリザベス 2 世もいずれはここで永遠の眠りにつくと見なされています。この傑作建築で執り行われてきた王家の結婚式や埋葬の歴史を振り返りましょう。
礼拝堂の屋根を見上げると、ウェールズのレッドドラゴンやイングランドのライオンなど、76 の動物が小尖塔の上に乗っています。英国紋章の獣として知られるこれらのエンブレムが初めて登場したのは 1500 年代のこと。現在の姿になったのは 1925 年です。
優雅なランプが並ぶ会衆席の間のチェック模様の通路を歩くと、頭上の石造りの天井が、この教会が革新的で芸術的であり続けていることを思い出させてくれます。扇を広げたようなアーチ型の美しい天井を飾るのは、ガーター勲章に叙されたガーター勲爵士の旗。礼拝堂の中には、色鮮やかなステンドグラス窓を通して光が差し込んでいます。
礼拝堂の建造は、エドワード 4 世が在位中の 1475 年に始まりました。2018 年には、ハリー王子の結婚式、いとこのユージェニー王女の結婚式に使用されました。2 人ともこの礼拝堂で洗礼を受けています。王子とメーガン マークルの結婚式はテレビで生中継されたので目にした方もいるのではないでしょうか。
礼拝堂では、芸術や文化の祭典などのイベントが定期的に開かれます。ギフトショップで旅の思い出の品を購入することができます。華麗な衛兵交代式も必見です。
礼拝堂は、ウィンザー城の入場料に含まれています。月曜日から土曜日の朝から夕方まで見学可能。日曜日は、礼拝者にのみ開放されます。
聖ジョージ礼拝堂は、ウィンザー城の敷地の下庭にあります。ウィンザー & イートン リバーサイド鉄道駅で下車し、南に数分歩くと礼拝堂に着きます。
近くには、ビクトリア女王像、ウィンザー & ロイヤルバラ博物館、シアターロイヤルなどの見どころがあります。