スコッツデール現代美術館 (SMoCA) は展示面積 1,720 ㎡ (18,500 平方フィート)、5 つの主要展示室を備えた美術館で、地域、アメリカ国内、世界各国の芸術家を擁護し、一般鑑賞者を啓発すべく 1999 年に設立されました。1950 年代以降の美術、建築、デザインを専門に、鑑賞者の関心、思考、行動を喚起する展示やプログラムを計画、実施しています。
建物自体のデザイン性も優れているため、館外を回って鑑賞してから館内展示を見学しましょう。かつてここにあった映画館を完全改修したミニマリスト建築で、メタリックの静かな光沢を帯びたすず色の外壁面は、東に横たわるマクダウェル山脈が宵闇に包まれる直前、かすかに空をともすほの明かりをイメージしてデザインされました。斬新な鋼鉄製のファサードに砂漠の青い空が映り込み、得も言われぬ雰囲気を醸し出します。
元は劇場だった建物がモダンな美術館にどう作り替えられたかは、ドアを通るときにわかります。明るく照らされ、広々とした会場で、頻繁に入れ替えられる特別展、美術館所有の常設展が公開されています。毎週木曜日は無料のガイド付きツアーが催行されます。
歩き疲れたときには、ナイト ライズ スカイスペースのベンチに腰かけ、天井の小窓を見上げて、刻々と移り変わる空の光を眺めましょう。これは国際的認知度の高い芸術家ジェームズ・タレルによる常設展です。金曜日と土曜日は SMoCA ラウンジでライターやパフォーマーが音楽の生演奏に合わせてさまざまな実話を語ります。
この美術館はスコッツデール パフォーミング アート センター内にあり、毎週月曜日が休館日です。15 歳以下の子どもは無料、木曜日は誰もが無料となります。16 歳以上が支払う入館料も、おしなべて極めて廉価です。フェニックスのダウンタウンから車で 30 分ほどの道のりです。