ダウンタウンに位置し、デパートや高級ショップが集まる、ファッションの中心地。高級ブランド店でのお買い物ならユニオン スクエアへ。ルイ ヴィトン、シャネル、プラダ、バーバリー、ヒューゴ ボスなど有名どころがずらりと並びます。サンフランシスコでしか買えないものが欲しい場合は、ガンプスがおすすめです。ガンプスは高級ホームインテリアを扱うお店です。ユニオン スクエアはわずか数ブロックの広さしかありませんが、ここに来れば、コレクションで発表されたばかりの最新ファッションはもちろん、上質なアンティーク品や宝飾品も見つかります。一年中いつ来ても飽きることがありません。おすすめの時間帯は朝。早い時間だと人も少なく、余裕をもって楽しめます。
今は街のショッピングの中心地としてにぎわうユニオン スクエアですが、始まりは 1850 年にさかのぼります。初代市長のジョン・ギアリーによって開発されました。アメリカ南北戦争の時にザ ユニオン (北軍) を支持する集会が開かれていたことが、名前の由来です。ユニオン スクエアとは、ギアリー通り、パウエル通り、ポスト通り、ストックトン通りに囲まれた広場を指します。緑豊かな公共広場になるよう設計され、
1880 年代に入る頃には、おしゃれな住宅地として親しまれるようになりました。しかし、1906 年のあのサンフランシスコ大地震と火災で、このエリアのホテルやショップは倒壊。その後、再建されて、それまで以上に立派なエリアに生まれ変わりました。現在、ユニオン スクエアは、活気がありながら歴史も感じるエリアとして、上質な買い物や食事を楽しみたい人を大勢魅了しています。
ユニオン スクエアの中心地には、立派なデューイの記念碑が建っています。古代ギリシャ風の見上げるように高い円柱の上で、三叉槍 (さんさそう) を掲げているのは勝利の女神像です。米西戦争のマニラ湾海戦でジョージ・デューイ提督が大勝利を収めたことから、戦勝記念に造られました。スクエアには他にも現代美術の彫刻が点在しています。カフェのテラス席や石段の上など、日当たりの良い場所もたくさんあるので、日なたぼっこがてら、のんびり道行く人を眺めて過ごすのにぴったりです。
車でお越しの場合、駐車場を見つけるのは少々大変です。一番便利なのは、少々値は張りますが、スクエアの真下にある地下駐車場です。この駐車場は 1934 年に完成し、当時、世界で初めての地下駐車場として話題になりました。いかにも昔ながらの路面電車も定期便が来ていて、便利です。