マイアミ美術館は、最先端の教育複合施設。異文化が入り交じるマイアミにふさわしく、北米、ヨーロッパ、アフリカの芸術家が手掛けた作品が楽しめます。
マイアミ美術館 (MAM) は、南フロリダの住民や観光客への文化啓蒙 (けいもう) が主眼。この美術館のもう 1 つの顔は「人の博物館」。20 世紀と 21 世紀のさまざまな国のアートを専門に扱い、特にマイアミ住民の大多数が起源とするアメリカ、ヨーロッパ、アフリカのアートに力を入れています。
目玉はレナード・ドリューやナンシー・グレイブスなど、南フロリダで活躍するアーティストの作品。多文化都市マイアミの暮らしから会得した何かがベースとなっている作品ばかり。ほかにも、ディエゴ・リベラ、フェルナンド・ボテロをはじめとする著名芸術家の作品がずらりと並びます。これらの作品には現在のマイアミや世界にも通じる重大な文化的問題提起が込められています。現代アートは複雑な理解を要する分野。もっと詳しく学ぶ場合は、ガイド ツアーに参加しましょう。
MAM はもともと歴史的美術品のみを展示するセンター フォー ファイン アーツ (美術センター) だったため、美術品は収集していませんでした。1996 年に収集も行う施設に生まれ変わったとき、マイアミ美術館と改名されました。現在、新しい建物の建設が行われており、2013 年の末に完成したあかつきには、ペレス マイアミ美術館 (PAMM) の名が冠されます。新名称の由来は、多額の出資を寄せた創設メンバーとのこと。
マイアミ美術館の定休日は月曜日。国民の休日など、定休日以外の休館日については、ウェブサイトをご覧ください。入館料は安く、12 歳未満の子どもは無料です。学校が休みの間以外の火曜日から金曜日までは、1 日に 2 度、教育向け館内ツアーが組まれています。