アメリカにとって屈辱の日、1941 年 12 月 7 日。午前 7 時 55 分、日本軍のゼロ戦が米海軍太平洋艦隊に対し奇襲攻撃を仕掛けました。これが、アメリカが第二次世界大戦に参戦する直接の要因となりました。海軍基地の記念館などを訪れて、この日本と戦争について学んでみましょう。
まずはパール ハーバー ビジター センターから。真珠湾攻撃に関する写真や物品、個人の所有物などが展示されています。メモリアル シアターでは、実際に攻撃を目撃した人の録音証言を聞けると同時に、短いドキュメンタリー フィルムを見ることができます。
真珠湾で最も人気があるスポットはアリゾナ記念館。海に沈む戦艦アリゾナの上に、長さ 56 m の白い建物が建設されています。この戦艦は、9 分も経たないうちに 1,177 名の乗組員とともに海に沈められてしまいました。記念碑があり、亡くなった乗組員全員の名前が刻まれています。水の中ものぞいてみましょう。錆びた船体がはっきりと見えます。アリゾナ記念館は海に浮かぶ建物。アクセスにはシャトル ボートを利用します。
戦艦アリゾナは太平洋戦争の始まりの象徴。一方、近くに係留されている戦艦ミズーリは終わりの象徴です。日本は戦艦ミズーリの上で無条件降伏に調印しました。戦艦に乗り込んで、その場所を見ることができます。
戦争は水中でも行われました。第二次世界大戦中に太平洋で活躍した潜水艦、ボーフィン号を見学して、深海での戦いについても学びましょう。潜水艦の機関室、魚雷室、寝室などを見て回ることができます。
真珠湾の各施設や戦艦などの見どころは、ホノルルのダウンタウンから車で約 40 分の距離です。ビジター センターには無料の駐車場があります。また、公共交通ならバスを利用しましょう。真珠湾には 2 本のバス ルートが通っています。
アメリカ太平洋艦隊の本部と、現在も稼動中の海軍基地がある真珠湾。訪問者にはセキュリティに関する厳しい規制が適用されます。バッグは一切持ち込み禁止。ウェスト ポーチやカメラ バッグなども持ち込めません。ビジター センターに荷物置き場があるので、そこで荷物を預けます。バッグ毎に料金が必要。カメラやビデオ カメラ本体は持ち込み可能です。