ローマ ゲルマン博物館には、はるか昔、ケルンがコロニア クラウディア アラ アグリピネンシウムという名前のローマの植民都市だった時代の文化財が展示されています。ケルンのローマ時代の遺産を保存しているこの博物館では、発掘されたローマ時代の住居や出土品を見ることができます。
博物館の目玉はディオニソス モザイク。1940 年代に街の歴史地区で防空壕を掘っているときにとても良い保存状態で見つかりました。1974年、モザイクとその周りの 3 世紀の邸宅の遺物を保存したまま、発掘場所を囲むようにしてこの考古学博物館が建てられました。元の邸宅の設計をベースにしている博物館と中庭を見て回りましょう。モザイクの素晴らしさは言葉を失うほどです。
3 つのフロアにわたってラインラントのローマ遺産を展示するスペースがあります。1 世紀の古代ローマの兵士、ポブリキウスの復元された墓などが見どころです。ローマ時代のガラス製品のコレクションも大変貴重なもの。この地方で作られたこれらの品は葬儀や埋葬に用いられたと考古学者は考えています。ローマや中世のフレスコ画、彫刻、宝飾品、食器、家具の展示もお見逃しなく。コロニア クラウディア アラ アグリピネンシウムという植民都市だった時代の日常生活がしのばれる文化財も見ることができます。ローマ皇帝アウグストゥスとその妻リウィア ドルシッラの胸像のほか、陶器や建物の破片、硬貨、玩具、陶器や金属製の器も展示されています。
ミュージアムショップで、古代ローマについての本や文化財のレプリカをお土産に買うことができます。
博物館は有料。常設展示と企画展の両方に入場できます。休館日は月曜日。毎月第一木曜日は閉館時間が延長されます。ローマ ゲルマン博物館は、ケルンのアルトシュタット (旧市街) に位置し、驚くほど美しいケルン大聖堂 (コルナードーム) のすぐ横にあります。すぐ隣にルートヴィヒ美術館があり、コロンバも歩いてすぐ。ケルン中央駅からは歩いて 5 分です。