軍用機博物館に収められているのは、歴代の軍用航空機のそうそうたるコレクション。第一次世界大戦、第二次世界大戦、朝鮮戦争で使われた爆撃機、練習機、戦闘機、水上飛行機が見られます。かつてバージニア ビーチ空港の格納庫だった場所に、60 機を超える航空機を展示。機体は丁寧に復元されており、ほとんどは今でも飛行可能な状態です。スピットファイアやソップウィズといった有名な戦闘機もじっくり見てみましょう。定期的に開催される航空ショーで、これらの機体が空を舞う姿を見ることができます。
機体が格納されているのは、アール デコ様式の格納庫。1911 年以降の航空機の他に、オートバイなどの車両や古い制服、美術品なども展示されています。航空機は、イギリスやアメリカのものに加えて、ナチスのものも。中でも、P-51 マスタングや B-25 ミッチェルは必見。第一次世界大戦の機体を格納している格納庫は、建築家スティーブン アトキンによる設計。戦時中に格納庫として利用されることの多かったフランスの納屋をモデルに作られています。
コットブス格納庫は、1933 年に実際にドイツ空軍が使用していた格納庫をベルリンの南東の街、コットブスから移築したものです。1.5 km² の広さがあるファイター ファクトリー格納庫では、古い航空機がどのように手入れされ、復元されているのかを見ることができます。博物館内の航空機は毎年ここでメンテナンスされます。詳しい内容は、ガイド ツアーで教えてもらいましょう。
年間を通して、イベントやフライト ショーが開催されています。モデル飛行ショーを見たり、パイロットが語る戦闘体験を聞いたりしてみましょう。毎年 10 月に開催される第一次世界大戦航空ショーでは、古い劇場音楽に合わせて、第一次世界大戦で活躍した航空機が空を舞います。また、6 月に行われるフライング プロムでは、オーケストラの生演奏、花火、フライト ショーが楽しめます。
軍用機博物館は、バージニア ビーチ南部のバージニア ビーチ空港内にあります。感謝祭とクリスマスを除き、毎日開館しています。入場は有料です。軍用機博物館で、空を舞う貴重な航空機をじっくりと観察しましょう。
