コモ湖のにぎやかな保養地。歴史的な建築物、驚くほど美しい自然、魅惑的な博物館が楽しめます。
レッコは湖畔の活気あふれる街。何世紀も昔のヴィラや美しい広場があり、山のスポーツや風光明媚な景色が楽しめます。レッコは、「人」の字の形をしたコモ湖の右の先端に位置し、周りには魅力的な田園風景と険しい山々が広がります。街の起源はローマ時代までさかのぼりますが、発展を遂げたのは 18 世紀のこと。それ以来ずっと芸術家や詩人に愛されてきました。
レッコの歴史地区は、アッダ川の東岸に沿って広がっています。水辺の遊歩道を歩いたり、サイクリングしたりしながら、湖と山のパノラマ ビューを満喫できます。マリオ チェルメナーティ広場へ行って、イタリア様式の伝統的な建物を見てみましょう。サン ニコラ教会は街を代表する大聖堂です。中に入ると、金箔の豪華な装飾とフレスコ画を見学できます。
大聖堂から歩いてすぐの場所にあるのは、広々とした 9 月 20 日広場。広場を見渡すように建つヴィスコンティアの塔は中世のものですが、現在、山と登山の博物館となっています。地元の歴史について知るには、自然史博物館へ。目を見張るようなベルジョイオーゾ宮殿内にあります。マンゾーニ博物館は、アレッサンドロ マンゾーニが幼年期を過ごした家。著名な作家であり詩人でもあったマンゾーニの生涯が分かります。
コモ湖の他の街と同様、レッコにはカフェやピッツェリアやトラットリアがたくさんあります。タレッジョなど、セミソフト タイプの地元産のチーズを乗せたフォカッチャを食べてみましょう。
街を出て郊外も巡ってみて。ロープウェイでレセゴーネ山の台地ピアーニ デルナへ上ると、美しい眺めに圧倒されます。ハイキング コースを歩いたり、冬ならスキーやスノーボードで滑り降りたりできます。アッダ ノルド公園では、野生生物、遺跡、城跡を見ることができます。
レッコは、車でミラノから 1 時間、コモからは 40 分です。湖の他の街や村とはバスかフェリーで行き来できます。多くの観光客は、ベッラージョやヴァレンナなどのコモ湖周辺の街に行く前に日帰り旅行でレッコを訪れますが、レッコだけも魅力はたっぷり。歴史的な見どころも自然の見どころもあり、にぎやかなカフェや宿泊施設も各種そろっているので、ゆっくりと街の魅力に浸ることができるでしょう。