ラナークシャー観光ガイド

旅行ガイド
ボスウェル城 表示 崩れた建物, 遺跡 と 遺跡・遺産
スコットランド中央部に広がる広大なラナークシャー。野外博物館や人気の史跡、観光客が少ない風景など、魅力がいっぱいのエリアです。

ノースラナークシャーとサウスラナークシャーは、スコットランドに広がる帯状の緑地帯。エディンバラとグラスゴーの二大都市の間に位置しています。この中央地帯は見過ごされがちですが、魅力的な見どころがたくさんあるエリアです。ぜひ時間をとって、ラナークシャーを見て回りましょう。

紀元 140 年頃に建築されたアントニヌスの長城は、「ローマ帝国の国境線」に含まれる形でユネスコの世界遺産に登録されています。長城沿いのウォーキングコースを歩いて散策できます。

ニューラナークの村は、近代の歴史を今に伝えるユネスコの世界遺産です。クライドの滝を背景にした 18 世紀の絵のように美しい紡績所は写真撮影にぴったり。

活気あるハミルトンなど、ラナークシャーの街を巡りましょう。ハミルトンには、人気のローパークス博物館があります。17 世紀の建物を使った社会史博物館です。近くにあるストラスクライド カントリー パークでは、ウォータースポーツ、ウォーキング、ローラーコースターなどが楽しめます。

ラナークシャーには、野外博物館や大邸宅など、家族連れ向きの見どころがいくつもあります。シャトレロー カントリー パークにある 18 世紀の狩猟時に利用された立派なロッジでは、豪華な宴会ホールや展示室を見学できます。ロッジの周囲にはトレイルがあり、子供用の遊び場もあるので、家族で楽しむのにもぴったりの場所です。

サマーリー産業博物館では、産業革命時代にタイムスリップ。展示エリアで、古いトラムに乗ったり、鉱山に入って今も稼働する機械を見学したりできます。国立田園生活博物館では、たくさんの家畜や農場の昔ながらの家屋などを見て回りましょう。

ゆるやかな丘陵地帯に広がるのどかな農地も魅力的。ウォーキングコースをたどりながら、ロウザーヒルズ地域のアビントンなどの美しい村に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

グラスゴーとエディンバラから列車が毎日数本運行し、ラナークシャーの各所に停車します。丘陵が連なるこの地域を訪れるなら、日が長くなる夏がおすすめ。スコットランドを訪れる観光客の多くは街を目指すので、人混みに悩まされることもありません。