ボルドーの中心地にある鐘楼グロース クロッシュは、街のシンボル。実際に街の紋章にも使われています。この建造物は、奥まった路地に建てられた 15 世紀のサンテロワ教会を増築したもの。塔には華麗な装飾が施された時計があり、元旦には鐘の音を聞くことができます。
13 世紀に建てられたサンテロワ門をくぐると、街の中心地につながっています。この鐘楼は 15 世紀に追加されましたが、1548 年に怒った王が鐘を没収してしまいました。現在の鐘は、1775 年に鋳造されたものです。今では、毎月第 1 日曜日と、年に 6 回ある主要な祝日に鐘が鳴らされます。
アーチ道の下から見上げてみましょう。小さな塔の側面には、2 つの円錐形の尖塔があり、中心の塔の上には黄金のライオンが立っています。このライオンは、かつてイギリスがボルドーを占領したことを表しています。鐘楼の時計は、北側と南側の両方にあります。金箔で装飾された南側の時計は、半円の目盛り盤で太陽時を刻みます。同様に北側にも装飾の美しい時計があり、こちらは太陰周期を告げています。
塔に登って、近くで鐘を見ることもできます。アルマン=ルイと呼ばれるこの鐘は、重さが 7.8 トンあり、鐘の縁には "私は鐘を鳴らし時を告げる。私の声は軍の招集。楽しいときも、死に涙するときも、私は歌う" という意味の碑文が書かれています。
塔の内装にも注目。かつては、外出禁止令を破った街の犯罪者などを収容する刑務所として使われていました。隣接する教会も、一般公開されています。
グロース クロッシュへ行くには、バスでサント カトリーヌまで行きます。また、アキテーヌ ミュージアムからは徒歩 5 分です。毎月第 1 日曜日と、パリ祭やリメンブランス デーなど、年に 6 回の主要な祝日には、午前 11 時にアルマン=ルイの鐘の音を聞くことができます。