ボドリアン図書館は、オックスフォード大学の主要研究図書館として、膨大な蔵書数を誇ります。この図書館で調べられない事はないのではというほど、あらゆる分野の書籍が並び、学生たちの学業や研究を支えています。
この図書館が設立されたのは 1602 年。国内最大級の図書館です。主に 5 つの建物からなり、地下には貴重品保管室が備えられています。ここを利用する学生たちは親しみを込めて、“ボドリー” とか “ザ ボッド” と呼びます。
大学関係者以外の来館者は、入口で、図書館内のいかなる物品も持ち出したり損傷を与えたりしないことを約束する宣誓文を読み上げるように言われます。一般公開されているのは、中庭を囲むメインの建物など、施設の一部。閲覧室など、その他の場所へは、ガイド付きツアーでしか行くことができません。
この図書館に収められている貴重な資料には、詩人のパーシー ビッシュ シェリーが書いた手紙、『マグナ カルタ』の写本 4 点、1455 年に印刷されたグーテンベルク聖書、1623 年に出版された初のウィリアム シェークスピア全集『ファースト フォリオ』など、世界的な文化財がたくさんあります。
疲れたらボドリアン カフェで休憩しましょう。ここは、サンドイッチなどの軽食から温かい食事まで取り揃え、デザートや飲み物も楽しめます。お土産なら、ツビ マイター ボドリアン ライブラリーズ ショップ。図書館をイメージしたマグ カップやバッグなどを購入できます。
ボドリアン図書館は、オックスフォード大学のハートフォード カレッジとエクセター カレッジの間に位置します。オックスフォード科学史博物館やシェルドニアン シアターと隣接し、聖マリア聖母大学教会もすぐ近くにあります。近くを通る本通りにはバス停がいくつもあるので便利。また、街の中心からは徒歩でも行ける距離です。図書館は年間を通じて朝から夕方まで一般公開されています。