カバード マーケットは常設店舗が連なる市場で、オックスフォードの中心部にあります。あらゆる種類の地元の食材や、土産物などを手に入れることができます。店のオーナーに声をかけて、おすすめは何かを聞いてみましょう。こうした地元の人との交流はきっと良い思い出になります。
このマーケットの歴史は 1774 年にまで遡ります。それまで雑然としていた市場の露店を、屋根付きの建物の中にまとめたのが始まりです。それ以来この地に根を下したマーケットは、店舗数を増やしながら発展してきました。
食料品店、精肉店、チーズ スタンド、青果店などが立ち並ぶカバード マーケットには、1 週間分の食料を買いに、地元の人が多く訪れます。地元の名物オックスフォード ソーセージを味わってみましょう。豚肉と子牛の肉にハーブとレモンを加えて作るソーセージです。鮮魚コーナーもおすすめ。その日どんな魚が水揚げされたのかを見るだけでも楽しいものです。甘いものがお好みなら、クッキーやケーキ、果物を売る店をのぞいてみましょう。
マーケットの中は迷路のよう。色とりどりの商品に目を奪われ、あちこちからいろんな匂いが漂ってきます。食べ物だけではありません。皮革製品から靴までそろう洋服店や、花屋なども軒を連ねます。
マーケット内のレストランやバーでのボリューム満点の食事も楽しみのひとつ。英国の伝統料理を楽しんでみては。代表的なのは、パイ アンド マッシュやフィッシュ アンド チップスです。もう少し軽い食事なら、カフェに寄るのがおすすめ。日々の暮らしを送る地元の人たちを眺めながら、カプチーノとケーキはいかがですか。
マーケットは、毎日朝から夕方まで営業していますが、日曜日は営業時間が短いでご注意を。入場は無料です。
カバード マーケットは、オックスフォードの中心部にあるブレーズノーズ カレッジやジーザス カレッジを出てすぐのところにあります。近くの見どころは、オックスフォードの市庁舎、オックスフォード現代美術館、オックスフォード博物館など。マーケットの並びにはバス停がいくつもあるので、バスを利用すると便利です。また、オックスフォード大学のさまざまな場所から徒歩で行くこともできます。