市の一部が瀬戸内海に面し、漁業の街として知られる備前市。市の中心地は片上と呼ばれるエリアで、市役所があるなど、市の行政の中心を担います。
片上にはJR赤穂線の備前片上駅があり、ここからバスで15分ほどの距離にあるのが、観光スポットとして有名な特別史跡・旧閑谷学校。2015年4月に初めて登録された日本遺産の1つで、国の重要文化財にも指定されている数々の史跡や名所に、歴史の重みを感じます。
また、備前といえば、日本六古窯に数えられる備前焼の産地としても知られています。別名“伊部(いんべ)焼”とも称されることから、市の南西部に位置する伊部は焼き物の街として発展し、JR赤穂線の伊部駅周辺には徒歩圏内に多くの窯元が集まっているのが特徴です。
さらに、市の南に位置するのが、瀬戸内海に臨むJR赤穂線の日生駅。駅のすぐ目の前にある港に発着する定期船に乗れば、備前随一の観光スポット、瀬戸内海に浮かぶ島々の日生諸島を巡ることも可能です。
このように見どころ満載の備前市ですが、市内にホテルなどの宿泊施設は少なめ。観光で備前に立ち寄りたい場合、宿泊先は隣接する岡山市などで探すのがおすすめです。旅行プランを立てたら、希望の宿泊施設はエクスペディアで探してみましょう。