吉野駅は奈良県中央部の吉野町にある駅で、近鉄吉野線の終着駅です。「日本一の桜の名所」として古来より名高い吉野山のふもとにあります。
吉野山を含む吉野大峰は、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」として登録された3つの霊場のひとつです。紀伊山地は神々が宿る場所とされてきましたが、吉野・大峰は修験道の霊場として特に尊崇を集めました。
その中心地、吉野山のシンボルとも言えるのが、修験道の総本山でもある金峯山寺です。国宝である本堂の蔵王堂は、檜皮葺(ひわだぶき)の屋根を持つ木造大建築として有名で、まつられている蔵王権現像の3体は重要文化財に指定されています。また北側にある二王門も国宝で、門の左右に安置された仁王像も重要文化財となっています。
このほか、源義経と弁慶が身を隠したという逸話が残り紅葉が美しい吉水神社、宝物殿に見事な蔵王権現像が安置されている如意輪寺を含め、多くの寺社仏閣が吉野駅周辺に点在。さらに春には桜、秋には紅葉に彩られ、吉野山全体が圧倒されるほどの景観となります。
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