ヴィクトリア朝時代に建てられたサウス フォアランド灯台は、ドーバーのホワイト クリフにあります。ここは、国際間の無線伝送を初めて行なった場所であるとともに、電気を使った最初の灯台としても知られています。ここでは、灯台守の生活を学ぶことができます。周りの景色も最高。灯台守の小屋を改装して作ったティールームでは軽食をとることもできます。
サウス フォラランド灯台は 1843 年、ドーバー海峡を航海する船乗りを導くために建設されました。1899 年には、外国から飛ばされた電波を受信するという無線実験が、グリエルモ マルコーニによって初めて行なわれました。また、その後、電灯の光を使った世界初の灯台に生まれ変わります。灯台の足元には灯台守の小屋が 2 つあり、かつて灯台守はここで暮らしていました。
灯台守の小屋の 1 つは改装されて伝統的なティールームになっています。1950 年代の雰囲気が漂うティールームで、ケーキやクリーム ティーなどいかがでしょう。壁はパターン柄の壁紙で装飾され、お茶はお洒落なカップで出されます。
灯台内部では、灯台守の生活を見ることができます。76 段の階段を上ると塔のてっぺんに到達します。そこからはイギリス海峡のきれいな景色を見られます。海の向こうはもうフランスです。ドーバー海峡を行き交う船を眺めながら、芝生の上でピクニックをするのもおすすめ。ビジター レセプションでは、凧やゲームのレンタルもしています。
灯台へは、セント マーガレッツ ベイから歩いて行けますが、ナショナル トラスト ホワイト クリフ ビジター センターから歩く方がおすすめ。ノース ダウンズの端を歩いて行き、ランドン ホールを回り、ファン ポイントを通りすぎて行くコースです。この崖の多い地域は、第二次世界大戦のとき、イギリスの防衛に利用されました。火砲陣地の跡など、戦争時の建造物が残っています。
サウス フォアランド灯台は、ドーバーのホワイト クリフにあるセント マーガレッツ ベイの西の外れにあります。一番近い駐車場は、約 3 km 離れたドーバーのホワイト クリフ ビジター センターにあります。灯台がオープンしているのは 3 月中旬から 10 月までで、入場するには料金がかかります。
