"母が乙女の頃に通い詰めた国際劇場跡地に建つホテルということから、浅草ビューホテルを選びました。
部屋はエグゼクティブフロアの24階、シティビューツイン。造りがちょっと不思議で、部屋に入ってすぐのところに間仕切りなしの洗面化粧台、その横の引き戸の中にトイレとバスルームがありました。洗面台の奥がベッドスペース、部屋の突き当たりの窓際にコンパクトなテーブル、椅子2脚とオットマン一脚が置かれており、思っていた以上にコンパクトな感じのする部屋でした。期待していた窓外の風景はほぼ正面、そう遠くない場所に高層ビルが立っており、ちょっとがっかりしました。晴れ渡る日には遠くに富士山も見えるそうですが、今回は残念ながらその姿を眺めることはできませんでした。
宿泊初日の夜はホテル26階にあるレストランで頂きました。同じレストラン内で中華料理とフランス料理のどちらかを選べるのは面白いなと思いました(いずれもコースかアラカルトかの選択可)。そこそこ値の張るレストランですが、スタッフの方々はとても親切で丁寧な対応をしてくださり好印象。また、ライティングされたスカイツリーを近くに望む窓外の景色は素敵でした。
朝食は2日ともブッフェで頂きましたが、和洋中心の料理や飲み物の種類は豊富で楽しめました。利用者は日本人より海外の方のほうが多かった印象が残りました。ホテル内を歩いていてすれ違う人々も海外の方が多かったので、総じて昨今の宿泊客は海外からの観光客の割合が高いのだと思います。
ホテルスタッフの皆さんは、正直に言えば、個々の接客スキルやホスピタリティに差があるように感じました。ただし、特に悪い印象が残ったわけではなく、杖をついて歩く母の姿を見て車椅子を貸し出してくれたり、帰りの日、迎えの車を待つ間に利用したロビー喫茶ルームでは母のトイレに付き添う私に代わって進んで荷物番をしてくれたり、買い物をした際には雨が降りそうだからと紙袋に雨カバーをつけてくれたりと、こちらから頼まなくても細やかな気遣いをいろいろしていただけたことは、ありがたかったです。
今回は別に目的があり、ホテルを出て浅草の街を歩くことはありませんでしたが、10年くらい前まではしばしば浅草に遊びに行っていた私にとって、久しぶりの浅草は街並みも浅草を楽しむ人も随分と代わったような印象が残りました。"