国会議事堂は、ベルリンで最も歴史的な建造物の 1 つです。ドイツ帝国の登場後、 1894 年に完成されたこのネオ・ルネッサンス様式の建物の、ドイツ議会の本拠地としての役割は非常に短命なものでした。1930 年代なると、国会議事堂が謎の出火で炎上したのをきっかけに、アドルフ ヒットラーはこれを共産主義者と過激派の一派の仕業であるとして共産党の非合法化に成功、ここからヒットラーによる独裁が始まったとしても過言ではないでしょう。この後、約 60 年もの間、放火事件で焼け落ちた国会議事堂は、ほとんど使われないまま放置されていました。国会議事堂が再びドイツの権力の座に復帰したのは、ベルリンの壁の崩壊後、東西ドイツが統一され、大規模な修復が行われた 1999 年になってからのことでした。 ブランデンブルク門の隣、そしてティーアガルテンの真向かい、というまさにベルリンの中心に位置するこの巨大な建造物に気づかぬまま、ベルリンを通りすぎるのは至難の業です。中央のモダンで透明なガラス張りのドームは、イギリス人建築家ノーマン フォスターによってデザインされたものです。かつての暴政から、透明度の高い政治への、ドイツ政治の移行を象徴していると言われています。ドーム中は一般見学者に公開されて眼下に議場が覗けるようになっており、市民は政治家より上位である、ということを象徴しています。ドーム内部には、鏡を張り巡らせた円錐形の構造があり、これによって外光を反射させて、ドーム内にあふれんばかりの光を取り込むようになっています。 国会議事堂の波瀾万丈な歴史については、無料オーディオガイドがご利用いただけるほか、新しく生まれ変わった国会議事堂の、アートとモダンな現代建築、そして環境にも十分配慮した構造について、より詳しく知りたい方は、ガイドツアーへの参加がオススメです。その波乱に満ちた過去を忘れない、という意味もこめて、現在の国会議事堂には、第二次世界大戦時に破壊された壁の一部と、ソビエト軍が残した落書きも、あえて残されています。国会議事堂および屋上ドームへの入場は無料ですが、予め登録する必要があります。館内への最終入場時間は午後 11 時なので、屋上ドームから眺める、ライトアップされたベルリンの夜景を十分に楽しむこともお忘れなく。国会議事堂の屋上にはレストランがありますが、混雑が予想されるため、予め予約をいれておくことをオススメします。 ベルリンの中心部に位置する国会議事堂へは、トラム、電車、および地下鉄で簡単にアクセス可能です。
国会議事堂 ツアーとアクティビティ





国会議事堂への旅行
国会議事堂探訪旅行を計画
過去 48 時間以内に見つかった料金です。クリックして最新の料金をご確認ください。


ツアー & 日帰りツアー
現地ツアー 331 件をすべて表示
シティ サイトシーイングで行く、ベルリンの乗り降り自由バスツアー
現地ツアーの所要時間は1日です
口コミ 384 件、10 段階中 7.6
キャンセル料無料









