2,000 年前の神殿跡を訪ねてみませんか。長い年月を経て、伝えられた碑文からは初代ローマ皇帝のことを知ることができます。
「アンキラ碑文」は初代ローマ皇帝アウグストゥス (~紀元 14 年没) の生涯と業績をギリシャ語とラテン語の両方で刻んだ碑文で、極めて良好な状態のまま残されています。2,000 年前に建てられた元神殿の壁面に刻まれた人物伝は読む者の心をわしづかみにします。その内容は、政治、慈善事業を含む業績、生涯を伝える英雄譚で、壁面に刻みつけられた文章は、初代ローマ皇帝その人の人生や側近たちの生きざまを解明するうえで大きな役割を果たしました。
この遺跡はよく「ローマとアウグストゥス神殿」とも呼ばれています。このような文章はローマ帝国のあちこちで刻まれていますが、アンキラにあるこの神殿の資料が最も完全な形で残されており、「レス ゲスタエ ディウィ アウグスティ」(神君アウグストゥスの行い) の名で呼ばれています。
この古代建築に到着したら、紀元前 25 年頃の古代ローマが持っていた高度な建築技術の粋を凝らし、一つひとつ石のブロックを積み上げてこの神殿を建てた職人たちを思いましょう。情報案内板の記載内容を読み、過去 2,000 年間に東ローマ帝国、キリスト教徒、イスラム教徒が使用したこの神殿の激動の歴史をひもときましょう。
この神殿は常時無料で見学できます。刻まれた文字のすぐ側まで寄ってみるのは困難ですが、歴史上の重要性を鑑みると、必見の名所です。
この壁がある神殿の隣には、公園があり、ゆったりくつろいで過ごせます。大規模な広場にいくつも店舗が並び、宗教グッズを販売しています。




