新宿は、東京都の特別区23区のうちの南西部に位置する1区です。伝統的な置屋、大学キャンパス、高級住宅街、ゲイタウン、外国人居住地、数々の小規模なレストランやバーなどが入り混じる街です。
新宿には東京都庁があります。第一本庁舎には、展望室が北と南と2つあり、地上202mから東京の街を一望することができます。入室料はありません。北展望室は9時30分から23時まで一般開放しており、東京の夜景を見るにはお勧めのスポットです。展望室内にはレストランがあり、食事やお酒を楽しみながらロマンチックな夜を過ごすことができます。また、同建物の1階には、東京観光情報センターもあります。
新宿は、都内でも超高層ビルが多く立ち並んでいるエリアです。それらの中でもひと際目立つのは、西新宿にそびえ立つ東京モード学園コクーンタワー。50階建てのビルには、デザイン学校(東京モード学園)と他に2つの専門学校が入っており、十字模様のコクーン(繭)のようなデザインが象徴的です。地上階及び地下には本屋、コンビニエンスストアおよびカフェが入っているので、一般の人でもコクーンの中に入ってみることができます。
JR・京王・小田急線の新宿駅南口より徒歩10分のところに位置する新宿御苑は、江戸時代の信州高遠藩主内藤家の屋敷の跡地であり、都内でも有数の桜の名所です。3月中旬か4月にかけて広さ58ヘクタール、周囲3.5kmの庭園に1000本もの桜の木が開花します。桜の時期以外でも、静かな午後に新宿の高層ビルをバックにリラックスするのもよいのではないでしょうか。新宿駅の南側にある高島屋にてお弁当や軽食を調達し、昼食を楽しむこともできます。庭園は月曜日を除き、朝9時から16時30分まで開園しています。入場料は大人(15歳以上)200円、小・中学生50円、幼児は無料となっています。
新宿駅の1日の平均乗降者数は約326万人(2011年)と、世界一多い駅であり、ギネスで世界記録に認定されています。地下道などで接続する西武新宿駅まで含めると乗降者数は約343万人(2011年)ほどになり、その数は横浜市の人口に匹敵します。新宿駅は電車や地下鉄のハブとなっており、長距離バスのバス停も多くあります。