フランク・ロイド・ライトがオーク パークにある自宅を設計・建築したのは、まだ 22 歳だった 1889 年のこと。ここには 20 年間住み、その間、家族の成長に合わせて増築し、1898 年には仕事用のスタジオを増設しています。現在、自宅兼スタジオの一般公開はガイド ツアーのみです。
ライトはこの自宅兼スタジオを建築の実験場として捉えていました。狭い廊下や吹き抜けの天井を増設し、特注家具を備え付けたのもその一環。このスタイルは、後にライトの顔となります。ライトと妻キャサリンは、ここで 6 人の子どもを育てました。スタジオを閉め、ヨーロッパに移り住んだのは 1909 年。それ以降、数十年にわたってさまざまな所有者を転々としましたが、後に買い戻され、オリジナルの家具も大部分は戻されて、1909 年当時の状態に修復されました。
建築愛好家にとっては半ば聖地。歴史的にも興味深い場所。1 時間半のツアーでは、知識豊富なガイド がライト一家の生活やライトの伝説的な仕事ぶりについて詳しく説明してくれます。ツアーは定員制ですので、事前予約するか、待ち時間を覚悟しましょう。写真を撮る場合は、ツアー チケットの他に撮影許可証の購入が必要です。
目玉の 1 つはライトが子どもたちのために作ったプレイ ルーム。階段の下に収められたグランド ピアノや風通しの良い高い天井が特徴です。斬新なのは中二階。ライトの子どもたちが劇を演じるときに、観客が座る席として、また、聖歌隊の舞台として使用されていました。
スタジオには書斎兼製図室が備わっていて、ライトが空間を使った「実験」を行っていた様子を垣間見ることができます。細長いオープン ルームにステンドグラスの窓が張られ、ドーム型の天井の下、自然の光が降り注ぎます。ユニティ テンプルをはじめとする有名作品の多くが、ここで設計されました。
ライトは、ここから近いオーク パーク周辺に住宅を中心に 27 軒の建築物を残しています。ライトの自宅兼スタジオのギフト ショップでは音声ガイド機器が用意されているので、付近の散策もおすすめ。閑静な並木通りに、大邸宅やショップ、レストランが並んでいます。
フランク・ロイド・ライトの自宅兼スタジオのあるオーク パークは、ループ地区から西へ 16km ほど。ダウンタウンから公共の交通機関で簡単に行くことができます。
















