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悠久の歴史と広大な国土を持つ中国はみどころも多彩です。万里の長城など古から伝わる史跡も残るなか、目覚しい近代化が進むエネルギッシュな首都・北京をはじめ、都会の中にヨーロッパ統治時代の面影を残す大都市の上海、同じく租界時代のノスタルジックな魅力を残す大連、中国を代表する景勝地の桂林、チベット文化が色濃く残り「中国で最も美しい村」と謳われる丹巴、知る人ぞ知るトロピカルリゾートのハイナン島などなど訪れるべき都市には限りがありません。また、日本でも人気の中華料理も地域によって味付けが大きく異なるため、本場の味を体験することで改めてその深さを感じることができるでしょう。365 日日々変化を遂げる大国・中国の今を感じてみませんか。

中国旅行のベストシーズン

ハイシーズン

広大な国土を持つ中国は地域により気候も異なります。首都・北京では日本と同様に四季がはっきりしているのが特徴です。ただし、日本よりも温度差が激しく冬場は大変冷え込みます。観光に最も適したシーズンは一般的に初夏の 5 月から 6 月ごろか、秋の 9 月から 10 月ごろです。この時期は比較的気候が安定し、過ごしやすい陽気となります。ただし、毎年 10 月 1 日は中国の祝日である国慶節 ( ピンイン ) があり、前後1週間には多くの中国国内の旅行客が移動するため避けたほうが無難といえるでしょう。

レギュラーシーズン

中国の観光レギュラーシーズンは冬の終わりを告げる 3 月ごろから 4 月ごろまで。ただし、首都・北京をはじめ中国全土で春先には黄砂が飛散することも多く注意が必要です。なお、四川省のあたりは1年を通して比較的気候が温暖で、春頃だけでなく冬場もにも観光することができます。旅行の季節によって目的地を選んでみるのも良いでしょう。

ローシーズン

うだるような暑さが続く中国の 7 月～ 8 月は一部の避暑地を除き、観光にはあまり適しません。また、冬場は氷点下になることも多く、乾燥と冷え込みが厳しいため観光のローシーズンとなります。なお、チベット自治区をはじめとする高山地帯では夏場でも涼しく過ごすことができますが、冬場には酸素の量が少なくなってしまい、高山病のリスクが上がるためシーズンオフとなります。

中国の空港と市街地への交通について

北京首都国際空港 Beijing Capital International Airport ( PEK )

距離：北京中心部から東北へ約 25 km

アジア最大級かつ中国最大の国際空港である北京首都国際空港は北京市に位置しています。世界第 2 位の規模を誇る超大型空港で、オリンピックを機に増設された 3 つのターミナルから構成されています。空港から市街地へのアクセスは鉄道のエアポートエクスプレス「機場快軌」、リムジンバス、タクシー、送迎車などがあり、移動手段の種類が豊富なため、予算や目的地にあわせて選ぶと良いでしょう。なお最短所要時間は「機場快軌」で北京中心部「東直門」まで約 30 分。タクシー利用の場合では所要時間が 30 分～ 1 時間ほどですが、渋滞することも多いため時間に余裕を持って乗車しましょう。

浦東国際空港 Shanghai Pudong International Airport ( PVG )

距離：上海中心部からおよそ 30 km

中国第2の都市である上海の空の玄関口「浦東国際空港」は 2 つのターミナルから構成される巨大な空港です。日本の主要空港および地方空港からの直行便が就航しており、中国では第 3 位の旅客数を誇ります。浦東国際空港から市街地へのアクセスは、エアポートバス、地下鉄、リニアモーターカー、タクシーを利用することができ、予算や目的地により選ぶことができます。なお、タクシーを利用する場合には上海中心地までおよそ 50 分、地下鉄、リニアモーターカー、エアポートバスの場合にはそれぞれ約1時間の所要時間です。

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