高台に建つユタ州議会議事堂は、ソルト レイク シティで最も美しい建物のひとつ。キャピトル ヒルから市内を一望するユタ州議会議事堂はネオクラシカル リバイバル様式の見本のような存在です。1916 年以来、ユタ州議会の議場のほか、州知事、副知事、司法長官の執務室が置かれているこの建物を見学しましょう。執務室の豪華な調度品や、建物のあちこちに飾られた美術品に目を奪われます。
まずはビジター センターへ。インフォメーション デスクでパンフレットをもらったら中を見て回りましょう。2 階で写真をヒントにアイテムを探すゲームを楽しむこともできます。あるいは、ボランティアのガイドが率いるツアーに参加して議事堂内を案内してもらっても。
大ホールではジョージア州産の大理石の円柱と壁板の美しさにうっとり。ドームのある円形建物のロタンダに足を踏み入れると、大恐慌時代に地元住民が描いた絵画が目に入ります。ヨーロッパからの初期の入植者とアメリカ先住民との出会い、鉄道と鉱山業、自由の旗、開拓者の農作物をイナゴの大群から守ったカモメなど、ユタ州の歴史を描いた絵が飾られています。4 体の大きな銅像は、州政府が重視する 4 つの分野を象徴しています。
州知事執務室も見学可能。1999 年にソルト レイク バレーを襲ったトルネードによって流された木で作られた美しい家具が置かれています。ユタ州の下院議員 75 名が集う下院議場も素晴らしい内装です。1870 年に州内で初の選挙権を行使した女性たちを描いた壁画や人気の高いエッカー ヒル スキー ジャンプ台を作ったエンゲン兄弟を描いた壁画があります。たくさんの天窓から自然光が降り注ぎ、館内の美術品を一層輝かせています。
ユタ州議会議事堂はキャピトル ヒルにあり、ソルト レイク シティのダウンタウン歴史地区やテンプル スクエアのすぐ北に位置します。路線バスを利用するのが簡単です。車は隣接する通りか LDS カンファレンス センターの駐車場に停めることができます。ガイド ツアーは無料で、所要時間は約 1 時間。ツアーの集合場所は議事堂の東口を入った所です。