海兵のスリルと苦難に満ちた生活が、ひしひしと感じられる航空母艦博物館。すっかりサンディエゴのランドマークとなった洋上博物館です。
航空母艦 USS ミッドウェイに乗り込み、米軍史の立て役者の空気を肌で感じてください。2004 年に博物館としてよみがえったミッドウェイは、20 世紀で最も長い就役期間を誇る航空母艦です。1945 年の 9 月から 1991 年に起こった湾岸戦争の砂漠の嵐作戦直前まで活躍しました。全長 296m (972 フィート) を誇る巨大な母艦は現在、60 以上の展示場を有する博物館として、毎年 80 万人以上の観光客を引き付けています。
修復・展示されている航空機は 20 機以上。この巨大な母艦の変遷を見ると、戦争の様相を塗りかえてきた兵器の進化を学べます。一部の航空機はコックピット内に入れるため、離陸直前の緊張感を臨場感たっぷりに味わえます。
おすすめしたいのは、魅惑のフライト シミュレーション。離陸手続きから航空機の操縦、空中戦まで体験できます。米軍で実際の任務中に録音された音声が使用されているため、本当に爆撃機のパイロットになったような気分が味わえるのが特徴です。シミュレーションは、入館料とは別に料金がかかります。
この博物館の魅力の 1 つは、往時の海兵たちの船上生活を垣間見ることができることです。海兵が使っていた寝室をのぞいたり、船内の拘置所にどんな人間が入れられていたのか想像したり、船内郵便局が海の上では海兵にとって唯一の家族との連絡手段だったことに思いをはせたり。
入館料は音声ガイド機器のレンタル料金込み。展示品について詳しく説明してくれる音声ガイドは大人用と子ども用が用意されています。ガイド音声は、実際にミッドウェイに乗船していた海兵が担当しています。
休館日は、サンクスギビングとクリスマスです。