丘の斜面に連綿と広がる青々とした棚田、そよかぜに葉を揺らすココヤシの木。テガラランは、バリ島らしい風景の中にたたずむ、静かな村です。
ウブドの北の渓谷にあるテガララン村は、美しい棚田で知られており、その棚田が広がる山々はバリ島で最も写真に収められている風景の 1 つです。新鮮な空気を味わい、山々に霧のかかった幻想的な風景を眺めにぜひお越しください。ココヤシの木の陰でリラックスしながら、バリ島の田園地帯ののどかな雰囲気に浸りましょう。 ここの棚田のはじまりは、2000 年以上前にさかのぼります。この山の斜面に階段状に連なる稲作地は、原始的な道具を使った農民による手作業で作られました。擁壁によって支えられている棚田は、山の斜面を流れる水を利用して稲作をするのに適した形状をしています。バリ島に暮らす人々にとって、米は主食であり宗教儀式で最も重要な役割を果たすものであるため、とても大切な穀物です。そのため、米の管理と稲の種まきは村の中央部が担い、宗教の暦と四季に合わせて行われています。テガララン村は人気の観光名所であるため、たくさんの人で混雑している場合があります。人ごみを避けてすばらしい景色を楽しむには、棚田の反対側へ回りましょう。丘の頂上にあるカフェからの眺めもすてきです。棚田の周りを散策してみたいなら、地面がぬかるんでいることがあるので長靴をお持ちください。 タガララン村は、芸術品と手作り木工品のお土産でも知られています。沿道には工芸品を売る露店がたくさん並んでいるので、のぞいてみてください。周辺の村でも地元のお土産を買うことができます。 バリの中央に位置するテガララン村は、ウブドから車で 10 分で行くことができます。観光ツアーに参加するか、タクシー、またはレンタ カー、レンタル バイクをご利用ください。棚田に囲まれた道路を走るには通行料が必要です。