サンフランシスコ海事国立史跡公園では、海運が最盛期だった 19 世紀にタイム スリップできます。当時の船舶や、現在でも実際に使われているボート ヤードを見学しながら、太平洋の船乗りたちの歴史や当時の慣習に思いを馳せてみましょう。サンフランシスコ海事国立史跡公園はアクアティック湾の海岸に位置します。埠頭から世界的に有名なランドマークを見つけたり、芸術品のコレクションや海運に使われていた道具類などを鑑賞したりできます。
ハイド ストリート ピアに沿って散策しながら、19 世紀後半から 20 世紀初頭に造られた船舶を見学するのもよいでしょう。中でも 1886 年に建造された横帆船のバルクルーサ号は圧巻です。その他にも、ユーリカ号の 4 階建てもの高さがある蒸気機関や、C.A. セイヤー号の 32 m もの高さを持つ帆柱など、壮大なスケールの船舶を目にすることができます。木造船のアルマ号に乗って、サンフランシスコ湾でのクルージングに出かけるのもおすすめです。
埠頭の小さな作業場で造船に携わる人たちと話をしたり、船のメンテナンスをする姿を眺めたりするのもよいでしょう。埠頭の先まで行けば、素晴らしい景色が満喫できます。アルカトラズ島、エンジェル アイランド州立公園、ゴールデン ゲート ブリッジがすべてきれいに見えるので、湾の写真を撮るにもぴったりの場所です。
アールデコ調のバスハウス ビルディングにある海洋博物館で、展示を見ながら時間を過ごすのもよいでしょう。ヒレア ハイラーとサージェント ジョンソンによる、海運に着想を得た壁画を鑑賞してみてください。海運に関する道具や写真からは、港湾労働者や船乗りたちが持つ才能や技量が分かるでしょう。
食べ物を持参して、ビーチでピクニックを楽しむのもおすすめです。博物館の前には腰を下ろすのにぴったりな芝地や階段があります。アクアティック パーク ピアの周辺を散策すれば、アクアティック湾を見渡す絶景ポイントが見つかるはず。ミュニシパル ピアの先まで足を延ばせば、漁師たちが辛抱強く獲物を待つ姿を目にすることができます。
この公園はフィッシャーマンズ ワーフ地区に位置しており、サンフランシスコのダウンタウンからは 3.2 km の場所にあります。また、公共バスのバス停やトラムの駅は、公園から歩いてすぐのところにあるので便利です。
サンフランシスコ海事国立史跡公園は、一部の祝日を除き、年中無休で開園しています。ハイド ストリート ピアに入るには、入場料がかかります。インタラクティブな展示で公園の説明を聞いたり、ビジター センターで見どころについての情報を入手するとよいでしょう。