アルバータ州中央部はカナダでも最も急成長している地域のひとつで、レッド ディアはこの地域の中心地にあたります。平均年齢 35 歳以下と、アルバータ州第 3 のこの都市は若さと活気に満ちています。数多くの魅力あふれるアクティビティがそろい、歴史や自然をテーマとする名所や体験が待ち受けています。
レッド ディアという名前は、街を流れる川にちなんでつけられました。カナダのファースト ネーション (先住民族) はこの川を「エルク リバー」と呼びましたが、英国の毛皮商人はエルクとは、ヨーロッパでいう赤い鹿のことだと思い、クリー族がつけた名前を間違えて訳し、「レッド ディア川」と名付けたのです。この街は元々、フォート エドモントンとフォート カルガリーの間を往来する毛皮商のための河川横断の要所としてスタートしました。街の西側にあるフォート ノーマンドーを訪れて、当時の河川横断用地跡を見学し、毛皮商人の当時の生活をしのびましょう。
サニーブルック ファーム博物館では、さらに深くアルバータ州中部の歴史を紹介しています。その近くにあるアイスランド人の村落マーカーヴィルには、歴史的な乳製品製造所ステファンソン ハウスがあります。ここはアイスランドの代表的詩人、ステファン・G・ステファンソンがかつて住んだ家でもあります。
レッド ディア市内には、全長 100 km (62 マイル) を超える景色のよいトレイルがありますが、近隣のコミュニティとつながるトレイルを合わせると、この数をはるかに超えます。トレイルの楽しみ方もいろいろです。散歩したり、街でレンタルした自転車を走らせたり。ヘリテージ牧場では、馬にまたがってトレイル ライドに参加することもできます。ケリー ウッド自然センターでは、トレイル沿いで見かける地元の動植物について学ぶことができます。バードウォッチングに興味のある方は、自然センターにある野鳥観察用のバード ハイドをお見逃しなく。その近くにあるエリス バード ファームや連邦政府支援によるアルバータ州最古の渡り鳥の自然保護区、ゲーツ湖自然保護区も訪れてみましょう。
レッド ディアから車で 1 時間以内のところに、合計 7 つのゴルフコースがある他、水泳とボートを楽しめる設備の整った湖もいくつかあります。レッド ディアでは、アルバータの他の都市に比べると、より低額でホテルに宿泊できるため、アルバータ中部の名所観光の拠点としても価値があります。
レッド ディアまでは、車かバスをご利用になるか、あるいは、カルガリー国際空港からレッド ディア地域空港まで 1 日に 3 便飛ぶ空の旅も便利です。