ゴウカンマ海洋保護区には、ガーデン ルートの美しい景観が凝縮されています。海岸線に延びるこのエリアは、多種多様な動物に遭遇できる一押しのスポットです。海にはクジラやイルカが泳ぎ、彩り豊かな草地が広がる陸地には、鳥やレイヨウなど様々な動物が生息しています。ユネスコにも登録されているゴウカンマ海洋保護区。生命力に満ち満ちた雄大な自然を、体の奥底からたっぷりと味わいましょう。
西ケープ州の海岸線に横たわるこの区域は、なんと 2,500 ヘクタールもの敷地を誇ります。途方もなく大きいこの土地には無数の動物が生息し、その種類も実に豊かです。望遠レンズを用意して、ベルベットモンキーやグリスボックなど貴重な動物達の姿を捉えましょう。草の茂みに目をやると、ひっそりと暮らすラーテルやトゲだらけのヤマアラシも。
この自然保護区は 220 種類もの鳥類の住処でもあります。大空を見上げると、その姿を目撃できるかもしれません。バード ウォッチング好きにとってはまさに天国。珍しいアフリカクロミヤコドリに出会えるチャンスもあります。フルンブレイ湖に足を運ぶと、数百もの鳥が、美しい風景を背に空高く羽ばたいています。
ビーチを散策していると、保護区に生息する海洋生物に巡り合えます。海岸線は目に焼き付くほどの美しさです。波の上で繰り広げられる、バンドウイルカやシナウスイロイルカの華麗なジャンプは見応えがあります。双眼鏡を片手に、海上に目を凝らしてみましょう。水面から頭を突き出したミナミセミクジラの姿も目撃できるかもしれません。
ゴウカンマ海洋保護区はまさに植物の宝庫。灌木地が続く地帯ではフィンボスなどの多様な植物が見られるほか、熱帯植物や黄木、ハウチワノキなどの木々なども。中でも雨季はカラフルな景色が広がり、見る人を元気づけてくれます。
保護区内にはレストランもあります。ピクニック エリアもたくさんあるので、お弁当を持参するのもおすすめです。内部には宿泊施設やゴルフ場もあります。
9 月 ~ 10 月のゴウカンマ海洋保護区は、彩りにあふれた華やかな世界。フィンボスの麗しい花が溢れんばかりに咲き乱れます。クニスナから西に向かって海岸線をドライブすると、30 分ほどで保護区に到着します。区域内に複数設けられたパーキングをご利用ください。