フラットアイアン ビルディングは、ニューヨークシティで最も有名な建物の 1 つです。V 字型の土地に合わせて建物も独特な三角の形をしているので、一目ですぐにそれとわかります。石灰岩の外壁と鉄骨のフレームを採用した、20 世紀のボザール建築様式を代表するすぐれた建築物です。近くにはのんびりと過ごせる歩行者専用ゾーンとマディソン スクエア パークが広がっています。
フラットアイアン ビルディングは、資金提供をした人物の名前をとって元々はフラー ビルと呼ばれていました。設計を手掛けたのはダニエル・バーナムです。特徴的な建物の形が昔のアイロン (アイアン) に似ていることから、フラットアイアンと名付けられました。1900 年代初頭に 20 階建てに作られたこのビルは、アメリカで最初の高層ビルとされています。
石灰岩の外壁は古代ギリシャの柱に似せて作られました。渦巻き模様や装飾の施されたビルの台座、台座と頂上部の張り出しなど、細かな造りにご注目ください。三角の形はまるで 5 番街を帆走する船のように見えます。ビルディングの前の 5 番街とブロードウェイの間には、南北戦争退役軍人の墓所を記す小さな記念碑が立っているので、忘れずにご覧ください。
フラットアイアン ビルディングの周りは、不規則なビル風が吹くことで知られています。1920 年代、23 丁目では女性のスカートが風でめくれるのを期待してうろつく男たちを取り締まるために、警察官が配備されていたほどです。
周囲のフラットアイアン地区は、散策に適しており、道行く人を眺めながら日陰で一休みすることができます。
近くには洋服店や文房具店、デザインストアや写真館が集まっているので覗いてみましょう。周囲の鋳鉄製の建築物を眺めながらマディソン スクエア パークを歩くのもいいでしょう。パークの南端で無料の公共の Wi-Fi を使ってインターネットをすることもできます。夏には無料のパブリック コンサートや読書会、芸術鑑賞をお楽しみください。
フラットアイアン ビルディングは、ブロードウェイと 5 番街が交差し 23 丁目が横切る場所に位置します。最寄りの地下鉄駅は 23 丁目駅です。