ホノルルの街をレンズに収めると、ひときわ目を引くなだらかな緑色の曲線。ハワイのアイコン、ダイヤモンドヘッドです。1.1kmの登山道を登ってみたり、山のふもとでピクニックを楽しんだりしてみましょう。
地元の人の間では「マグロの頭」を意味する「レアヒ」とも呼ばれているダイヤモンドヘッドは、死火山(活性化していない火山)のクレーターで、およそ150000年前の噴火で形成された凝灰岩丘(火山の噴火の際に爆発的は噴火によって生じた火口)です。縁(頂上)は、標高約228m。比較的容易に登れ、ホノルルを見渡すことができる穴場です。クレーターとオアフ島とホノルルの海岸の眺めを満喫してください。
火山の縁までは、登山道の手すりと詳しい看板に沿って行きましょう。舗装されていない道や溶岩の上を歩き、トンネルをくぐって階段を上ると展望台へたどり着きます。海風を受けてクールダウンしながらハワイでの絶景の一つを脳裏に焼き付けてはいかがでしょう。足元にワイキキビーチとカピオラニパークが見え、太平洋が水平に伸びている眺望がひろがっています。灯台の写真を撮ったり、冬場ならここから少し離れた所で移動するザトウクジラが水面上に躍り出る様子を観察することもできます。
山のふもとに広がる192ヘクタールのダイヤモンドヘッド自然記念公園には、ランチタイムにピッタリなピクニックテーブルとベンチが設置されていますので、お弁当を平らげるならここで。もしくは、入り口の反対側のモンサラットアベニューに並ぶ飲食店の一つに入ってみるのも良いかもしれません。
土曜日になると、午前中に地元の農家によるファーマーズマーケットが開かれます。地元産の新鮮な農産物、そして市販の物とは一味違うお菓子や軽食が手に入ります。
ダイヤモンドヘッドの縁まで続くダイヤモンドヘッドトレイル(登山道)のスタート地点は、ワイキキの西海岸上にあるダイヤモンドヘッド州記念公園の入り口を少し置くに行ったところにあります。徒歩でもバスでも車でアクセス可。営業時間は、早朝から午後まで。入場料は、差ほど財布の負担にならない金額です。登山道は舗装されていない上に急斜面が続くので、しっかりした靴を着用することをお勧めします。水と日焼け対策も必要です。ハイキングは、往復1-2時間程かかるでしょう。
トンネル内に電灯が設置されたので、懐中電灯やランプを持参する必要はなくなりました。