アリゾナ ソノラ砂漠博物館は、動物園、植物園、自然史博物館を備え、アリゾナ州南部とソノラ砂漠の動植物を紹介する複合施設です。ここで生息または自生する動物種は 200 を超え、ここで自生または栽培する植物種は 1,200 種を超えます。
8.5 ヘクタール (21 エーカー) ある砂漠に 3.2 km (2 マイル) の曲がりくねった歩道が敷設されており、 デザート ループ トレイルを行くと、広い囲いの中にいるコヨーテ、ペッカリー (ハベリーナ)、トカゲ類を見ることができます。これらの囲いは、肉眼ではほとんどわからないように工夫されているため、あたかも広い砂漠に出掛けて行って、何の仕切りもない場所で動物と対峙しているような気分を味わえます。
「キャット キャニオン」では、本物そっくりの小さな洞窟にいるボブキャット、ハイイロギツネ、オセロット、ヤマアラシを見学できます。地下展示場「ライフ アンダーグラウンド」では、カンガルーネズミやキットフォックスが、厳しすぎる砂漠の暑さをどうしのぐかを知ることができます。「アース サイエンシーズ センター」は細かい分枝やアーチがいくつもあり、23 m (75 フィート) のトンネルもある人工洞窟で、鉱物コレクションの常設展示を見学し、洞窟の地質学、涼しく光が乏しい環境で生きる動物について学べます。
この博物館で特に力を入れているのが「ラプター フリー フライト」で、10 月半ば~翌 4 月半ばは毎日猛きんデモで囲いのない砂漠を自由に飛び回るタカ、ハヤブサ、ワタリガラスなどを見ることができます。この飛翔デモはこれらの鳥たちが野生状態ではどう振る舞うかが見える点に傑出した独自性があります。
いくつかある解説ツアーに参加すると、この施設の動植物に関する知識を一層深く掘り下げることができます。料金は入園料に含まれており、日中に何度も催行されているため、ぜひ参加してみてください。見学中、園内各所にいるボランティア ガイドに質問することもできます。
博物館は年中無休です。見学者のほとんどは、半日以上かけてじっくり過ごしていきます。展示の多くは屋外のため、日焼け止め、つばの広い帽子、ボトルウォーターをお忘れなく。入場料は季節により異なるため、料金についての最新情報は、博物館の公式ウェブページでご確認ください。
アリゾナ ソノラ砂漠博物館は、ツーソンのダウンタウンから 26 ㎞ (16 マイル)。敷地内の駐車場は無料です。この施設まで来ている公営の交通機関はありません。