和歌山県中部の有田(ありだ)市は紀伊水道に面し、太刀魚の漁獲高は日本一を誇ります。また、古くからみかんの栽培が盛んに行われており、和歌山県を代表するブランド「有田みかん」の産地としても有名です。
市の中心駅となるのは、JR紀勢本線の箕島(みのしま)駅。箕島駅から車で10分ほどの箕島漁港では、語り部のガイドを聞きながら、陸揚げの様子などを見学できるツアーが人気を集めています。
箕島駅の隣駅である紀伊宮原駅から、徒歩約10~15分の距離にある九鬼農園は、有田市が誇る有田みかんの農園です。熊野古道ハイキングコースの途中にあり、みかん狩りができる農園は、有田市ではここだけ。毎年10月上旬から11月末のみかん狩りシーズンには、極早生や早生を含めたみかんが食べ放題とあって、多くの家族連れなどで賑わいます。
そのほか、毎年10月14日に開催される関西三大喧嘩祭りの1つ、「千田祭(ちだまつり)」の開催地として知られる須佐神社、日本最古の稲荷神社とされている糸我稲荷神社、などにも訪れてみてください。
有田市の宿泊施設は、箕島駅周辺よりも海岸沿いに集中します。価格帯などはさまざまなので、有田観光の際はエクスペディアを活用し、条件に合ったホテルを見つけてください。