トルコ独立戦争のリーダーは、アタチュルク廟に埋葬されています。トルコ政府が建立デザイン コンペを催したとき、1940 年代に建築家グループが入札し、勝利しました。壮麗な外観とともに優れた文化を体現した建物を探訪してみましょう。複数の塔、アーケード、広々とした中庭を備え、非常に存在感の大きい霊廟です。
ゆとりある広場を散策し、ミニマリスト様式で建てられた霊廟の視覚効果をご確認ください。晴れ渡る青空に威容が映え、下から見上げるとコンクリートと大理石の柱でできた左右対称のブロックのようにも見えます。トルコ文化にとって大切なものと認識されていることは、この霊廟が何年もトルコの紙幣に印刷されてきたことでもわかります。
美しい対称形に配置された 10 本の塔は、独立を求めて戦った人々の希求と努力を表しています。訪問時はアタチュルク廟博物館にも立ち寄り、民族解放戦線を率いたトルコ共和国の初代大統領について学びましょう。
展示物には衣服、外交上の贈り物などの個人的な品々が数多く含まれ、アタチュルクの人となり、日常生活がしのばれます。勲章類は博物館内の各所に飾られています。知識豊富なガイドやアタチュルクの人生の岐路を記録した図画に従って、アタチュルクの英雄的行為の数々を学びましょう。トルコ現代史の展示では、1920 年代に 4 年かけて戦われたトルコ独立戦争が大きく取り上げられています。
トルコ共和国の第 2 代大統領であるイスメト・イノニュもこの霊廟に埋葬されています。霊廟の建設は 1944 年に始まり、完成には 10 年の歳月を要しました。毎日朝から午後遅い時間まで一般公開されているため、その時間帯に訪問しましょう。
アタチュルク廟は、アンカラ市街中心部にあります。地下鉄を利用し、現地のすぐ北にあるタンドーアン駅かベセブラー駅で下車してください。霊廟へはバスやタクシーで行くこともできます。近くには、ゲンシュリック公園やアンカラ 5 月 19 日 スタジアムなどの名所もあります。