フォンデル公園は市の記念物で、夏のアムステルダムの人気スポットです。地元の人は日光浴やサイクリング、スポーツをしに訪れます。週末にはコンサートやパフォーマンスが行われ、毎年およそ 1,000 万人の観光客が、すばらしい自然と文化に親しんだり、レストランのテラス席で食事を楽しんだりしています。
フォンデル公園は、発展都市に待望の緑を加える形で 1865 年に開園され、詩人としても有名なオランダの劇作家、ジュースト・ヴァン・デン・フォンデルの名が冠されました。当時は散策と乗馬の場所として好評を博しましたが、今日は馬の代わりに自転車が何百台も貸し出されています。
寒い雨がちの国なので、フォンデル公園が最もにぎわうのは、地元の人々が日ごろのビタミン D 不足を補おうと日差しを浴びに集まる晴れの日。オランダ人は夏になると突如として肌をあらわにし、女性はビキニで日光浴、男性はショートパンツでサッカーを始めます。近隣住民は、一年中、昼休みにランチを食べに来たり、家族や友人と戸外で楽しく過ごしたりしています。
草の上に寝転がっても快適ですが、自転車やインラインスケートを借り、47 ヘクタール (120 エーカー) にわたって広がる緑と池、花畑の中を一回りしてみませんか。子どもの遊び場やバラ園、テラス、池があるほか、サンザシやクリの木が茂り、鳥の種類が豊富で興味をそそられます。ベンチに座って巣をかけるコウノトリの様子や野生のインコに目を向けてみましょう。園内には 1965 年に《ザ・フィッシュ》を寄贈したピカソの像が立っています。
6~8 月は野外劇場でミュージカル、演劇、キャバレー ショーなどが披露され、無料のショーもある一方、募金を頼まれる場合もあります。観覧後はパビリオンでパンケーキとコーヒーを楽しむのも1937 年に建てられた集会所、ブルー ティーハウスのテラスでくつろぐのもおすすめです。
フォンデル公園へは、ライツェ広場から少し歩くか、トラムの便に恵まれた美術館広場から北に数ブロックの場所にあります。中心街の駐車場は台数が限られています。